検察が、後輩女性検事に対しセクハラしたという疑いを受けている元検事に対して拘束令状を再請求した。裁判所が拘束令状を棄却してから11日目だ。
「わいせつ行為事件真相究明および被害回復調査団」(団長チョ・ヒジン)は、元検事のC氏に対して強制わいせつの疑いなどでソウル中央地裁に拘束令状を再請求したと10日明らかにした。
調査団は先月28日、裁判所にC氏の拘束令状を請求したが、裁判所は「被疑者の住居、家族関係、従前の職業に照らして逃亡の憂慮があるとは見られず、すでに収集された証拠の内容を考慮する時、証拠隠滅の恐れも認め難い」として令状を棄却した。これに対し調査団は、C氏を再度召喚し10時間以上調査をし、「犯罪の疑いが十分に疎明され、逃走の憂慮があるという理由で拘束令状を再請求した」と伝えた。
C氏は、ソウルのある検察庁に在職中だった2015年、会食の席で酒に酔い、後輩検事に対しわいせつ行為をしたという疑いを受けている。当時C氏は、解任など検察の懲戒を受けずに辞表を出し、最近まで大企業の法務チーム常務として仕事をしていたことが分かり、論議を起こした。