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北-米 まもなく直接会談…北核,対決から対話へ

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/376570.html

原文入力:2009-09-14午前06:50:01
米,6者会談の枠組みで“北韓と両者対話準備された”
北, 米・日・南北関係 同時改善 全方位外交に出る

カン・テホ記者

[ニュース分析]北韓核問題が重大な転換局面に入ってきている。イ・ミョンバク政府登場と今年バラク・オバマ米国行政府スタート以後の新冷戦的韓半島情勢が南北,北-米,北-日 関係正常化の同時履行という交渉構図に変わっている。

まず、北-米 両者対話を通じた6者会談再開の展望だ。11日フィリップ クロールリ米国国務部公報担当次官補が「米国は北韓と両者対話をする準備ができている。対話方式と時間,場所は今後2週間以内に決める」として、6者会談の枠組みでの北-米 両者対話を明らかにしたことはスチーブン・ボズワス米国対北政策特別代表が9月3~8日韓・中・日歴訪でできたコンセンサス(同意)の結果だ。5者協議に基づく北-米両者対話という米国のこういう‘ツートラック方式’での接近は北核の本格的交渉局面を開いている。これは11月14~15日シンガポール,アジア太平洋経済共同体(APEC)首脳会議を前後したバラク・オバマ米国大統領の日本・韓国・中国歴訪過程で大きい枠組みの方向を定めることになるだろう。

局面転換のまた別の流れは最近の北韓の破格的な外交行動だ。日本<朝日新聞>は12日北韓のある官僚が「10月以後(北韓が)韓国,米国,中国,日本など4ヶ国に対し同時に対話に出ることを要請する考えという意向を明らかにした」と伝えた。北韓は北-中間の最高級交流を中心に置き北-米,北-日,南北関係を同時に改善しようとする全方位外交に出ている。中国建国60周年記念日の10月1日に合わせキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長が北京を訪問し10月6日の北-中国交樹立60周年に合わせ温家宝総理が北韓を訪問すると伝えられている。また朝日によれば(北韓と)日本の間には非公式接触が始まった。

金正日国防委員長は去る6月25日付談話で、今年を‘今後10年20年を左右することになる分岐点になるカギ的な年’と規定し、‘決定的な転換を要求’した。そのような点から7月5日北韓の中短距離ミサイル発射は対決局面終結の信号弾だった。これを頂点として北韓は南側との軍事的対決の動きを中断した。その後、北-米間ニューヨーク接触を始め、8月4日ビル・クリントン前大統領が北韓を訪問する対話摸索局面が現れたことは偶然ではない。

最後に、主要な流れは中国の積極的な仲裁と米-中の戦略的協力関係強化だ。北韓が北-米両者対話を公式提案したことは7月のニューヨーク接触で米国が北核解決のため‘包括的パッケージ’(一括妥結案)を出した後であった。中国の王光亜外交部常務副部長は7月末の米-中戦略対話で「(北核)状況を転換するための方案を十分に議論した」と話した。彼は「米国が一括妥結案を用意する過程で北韓の合理的な安保憂慮を受け入れる場合、北韓は喜んで新しい軍縮合意を検討するだろう」と明らかにした。8月19日オバマ大統領がクリントン前大統領と北韓訪問結果を議論し北韓の両者対話提案に一歩近寄った時点と武大偉中国側6者会談首席代表が北韓を訪問した時点は一致する。

イ・ミョンバク大統領が11日外交安保諮問団との朝食会懇談会で‘北核問題に新しい転機’が用意されうる機会と話したのはこういう流れに対する認識を示す。しかし、イ大統領は既存政策基調を維持すると言った。韓国が傍観者ないし脇役になりかねないという憂慮が出てくる所以だ。

カン・テホ南北関係専門記者kankan1@hani.co.kr

原文: 訳J.S