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MB政府 高位公職者 5人中1人‘偽装転入’

原文入力:2009-09-14午前06:54:42
大統領からイ・クィナム候補まで…‘頭を下げればお終い’指摘も

クォン・オソン記者,キム・ミンギョン記者

イ・ミョンバク政府になり住民登録偽装転入疑惑を買ったりこういう事実が確認された長官級高位公職者は計10人にもなると調査された。5人に1人の割合で偽装転入疑惑が起きたわけだ。

<ハンギョレ>が13日、イ・クィナム法務部長官候補者の偽装転入容認を契機に現政権スタート後、国務委員と一部長官級権力機関長,大統領府首席秘書官など任命・内定者55人を調べると、うち10人が人事検証過程で偽装転入を認めたり論難に包まれたことが分かった。

イ・ミョンバク政府の初組閣を行った昨年初め、パク・ウンギョン当時環境部長官候補者は絶対農地(訳注:農業振興地域)不法所有と偽装転入事実が明らかになり結局辞退した。チェ・シジュン放送通信委員会委員長も人事聴聞会当時、本人と子息の偽装転入論議がふくらむとすぐに「息子の徴兵身体検査のため」と‘解明性容認’をした経緯がある。

偽装転入疑惑が事実と明らかになったにも関わらず何人かの長官はそのまま任命された。イ・マンウィ環境部長官は昨年3月、国会人事聴聞会で贈与税脱漏とともに提起された2度の偽装転入疑惑に対し「長男の中学校学区問題などのため」として認めた後、長官職をひきうけた。去る2月国会人事聴聞会を行ったヒョン・インテク統一部長官も偽装転入問題を避けることができなかった。子供の偽装転入問題に対してヒョン長官は「住民登録表記で行政便宜に浴したわけだが、それ自体は誤記であり申し訳ないと考える」として乗り越えた。

イ・ミョンバク大統領自身も偽装転入問題から自由でない。イ大統領はハンナラ党大統領候補選挙戦時の2007年6月、偽装転入論議が続くや1969年から当時まで21回住所地を移した内訳を全て公開して出た。積極的に対応を選んだ訳だが、この過程で5回にわたる偽装転入事実があらわれた。イ大統領は当時「子供たちの小学校入学のためにそのようなことがあった」として「国民の皆様に心より申し訳ないと考える」と明らかにした。

偽装転入論議は以前にもなくはなかった。金大中・盧武鉉政府の時もチャン・サンチョン総理代行,イ・ホンジェ前経済副総理など高位要人らが偽装転入が問題になり結局苦杯をなめた経緯がある。

一方、イ・クィナム候補者はこの日1997年に配偶者と長男が家族の居住地であるソウル,龍山区,二村洞から同じ区の青坡洞に偽装転入した疑惑(<ハンギョレ> 9月12日付2面)に対し「長男が希望する高等学校進学のためにそのようにした」として「国民の皆様に謝罪申し上げる」と明らかにした。

キム・カンウク法務部スポークスマンは記者らに「候補者夫人が共稼ぎなので(良く世話をできず)放課後に夜遅くまで勉強させる学校に配分されるように住所を移転したもの」と説明した。

クォン・オソン,キム・ミンギョン記者sage5th@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/376572.html 訳J.S