釜山日本総領事館前で、日帝強制占領期間に強制徴用された労働者の霊魂を悼む「強制徴用労働者像」の建設が本格推進される。
「積弊清算・社会大改革釜山運動本部」は5月1日の世界メーデーにあわせ、日本総領事館前にある「平和の少女像」の隣に強制徴用労働者像を建てると25日明らかにした。釜山運動本部は24日夕方、日本総領事館近隣の鄭撥将軍の銅像前で市民200人余りが集まった中で「強制徴用労働者像設立宣言大会」を開き、「親日分断冷戦積弊清算」などの字句が書かれた帯を持ち、「私たちの辛苦の歴史を正しく記憶しよう。日本は過去の出来事をはっきり認めよ」と叫んだ。
釜山運動本部はこの日の宣言大会を皮切りに、現在進行している日本総領事館前リレー1人示威とともに、来月からは団体リレー行動に乗り出す方針だ。団体リレー行動は、募金伝達式、文化公演、糾弾集会など多様な方式で進行される。強制徴用労働者像の募金運動は8000万ウォンを目標に進行中で、これまでに5600万ウォンが集まった。
釜山強制徴用労働者像は、日本に連れて行かれ坑道での作業を終えて出てきた朝鮮人労働者の姿を形象化している。釜山運動本部は、平和の少女像の隣に強制徴用労働者像を建てる計画だ。
釜山運動本部側は「少女像の隣に強制徴用労働者像を建てることに反対する意見があるならば、説得していく。適切な時期に釜山市と東区に労働者像の設置を公式に知らせる」と話した。強制徴用労働者像は、朝鮮人3000人余りが強制労働させられた日本の京都にある丹波マンガン鉱山の前に2016年8月に建てられた。その後、ソウルと仁川(インチョン)、富平(プピョン)、済州島(チェジュド)に労働者像が建てられた。慶尚南道でも5月1日に労働者像が建てられる予定だ。