北朝鮮が24日、国連安全保障理事会の制裁決議2397号に対して「自衛的核抑止力を一層強化するだろう」として反発した。
北朝鮮外務省はこの日、報道官声明を通じて「23日、米国は私たちの大陸間弾道ロケット火星-15型の試験発射成功に因縁をつけ、共和国に対する全面的な経済封鎖といえる国連安保理制裁決議2397号を再びでっち上げた」として「制裁決議は共和国に対する乱暴な侵害であり、朝鮮半島と地域の平和と安定を破壊する戦争行為と断定し、全面排撃する」と明らかにしたと朝鮮中央通信が報道した。国連安保理が、北朝鮮への精製油製品供給量を50万バレルに制限するなどの内容を盛り込んだ新しい対北朝鮮制裁決議案を採択した翌日に出された北朝鮮の公式反応だ。
声明は「私たちは米国と実際的な力の均衡を成し遂げ、米国の核威嚇と敵対策動を根源的に終息させるための自衛的核抑止力を一層粘り強く強化していくだろう」とし「核兵器拡散防止条約外で正々堂々と開発し、完成した私たちの核兵器は、いかなる国際法にも抵触しない自衛的抑止力」と主張した。