原文入力:2009-09-03午後06:46:36
与党 牽制 布石敷かれた人選…“うまく育てば良い”
パク・クネ側 “善意競争”…民主 “自分の政治はできまい”
シン・スングン記者,ソン・ホジン記者
イ・ミョンバク大統領が3日チョン・ウンチャン前ソウル大総長を国務総理に指名し、次期大統領選挙構図にも少なくない変化が予想される。
パク・クネ前代表が独走してきた与党の大統領選候補競争がすぐにもより一層激化するものと見られる。大統領府をはじめとする与党核心部はチョン候補者が総理職を成功的に遂行し、次期大統領候補に成長すればパク前代表の独走体制を牽制できると内心期待する雰囲気だ。
大統領府のある核心関係者は3日<ハンギョレ>との電話通話でチョン候補者の大統領選挙挑戦可否と関連し「それはチョン候補者の考え次第ではないか。上手にやって育てば良い」として「パク前代表もしっかりしないとならない」と話した。与党のある高位関係者も前日、総理人選基準として‘次期大統領選挙走者群’に言及したことがある。チョン候補者抜てきの背景には、大統領選候補群多角化を通じ次期競争を管理しようとする意図も含まれているという話だ。
パク前代表側は表向きチョン候補者の指名に反対する理由はないという反応を示した。パク前代表の側近の首都圏のある議員は「パク前代表はチョン候補者と善意の競争を避ける理由はない」として「チョン候補者も苛酷な検証を乗り越え、総理としての能力を認められるならば大統領候補になることができるのではないか」と話した。
しかしイ大統領がパク前代表に牽制球を投げただけにパク前代表も今後イ大統領と差別化を通じた正面勝負を展開しなければならないという強硬論も出ている。親パク系統のある核心人物は「‘パク・クネは駄目だ’ というイ大統領の意向が明確にしたのではないか。これ以上ふらふらした態度を取ってはいけない」として「パク前代表が今後、４大河川事業など懸案に対しイ大統領と差別化された声を発し大統領選候補を自ら勝ち取らなければならない」と話した。
一時、民主党側大統領候補としても議論されたチョン候補者がイ・ミョンバク政府と同じ船に乗ったことに対し、民主党は当惑していると語った。イ・ガンレ院内代表は「本当に前(ソウル大)総長に対して幻想を持っていたんだなという気がする」として虚しいと話した。ある再選議員は「イ・ミョンバク大統領とチョン候補者の考えが異なり、結局政策調整できず、チョン候補者が自分の政治もしてみられない可能性もある」と見通した。
パク・ソニョン自由先進党スポークスマンは「チョン候補者は経済学者としては優れているが、果たして推進力を出すべき総理として適合しているかは疑問に感じる」として「無理やり忠清総理」と牽制した。
シン・スングン,ソン・ホジン記者skshin＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
