本文に移動

イ・ヘチャン,ハン・ミョンスク‘連帯ために’一つになった

原文入力:2009-09-02午後10:31:43
‘市民主権の集い’共同代表 引き受け
“市民と民主勢力の統合に努める”

ソン・ホジン記者

←市民政治運動団体の‘市民主権の集い’共同代表を引き受けたイ・ヘチャン(右側),ハン・ミョンスク両前職総理が2日午前、ソウル,汝矣島のあるホテルで記者懇談会を開き、集いの趣旨を説明している。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr

金大中・盧武鉉2人の前職大統領の逝去以後、イ・ヘチャン,ハン・ミョンスク両前職国務総理の足取りがぐんぐんせわしくなっている。同じく‘金大中政府’で長官,‘盧武鉉政府’で国務総理を務めた2人が‘目覚めた市民’を集め、民主改革勢力を‘統合’するために国会外で並んで政治の前面に出たわけだ。

民主党を離党し‘政党政治’の服を捨てたイ前総理は‘見えざる統合の手’を自認している。彼がハン前総理と共同代表を引き受け、来月16日‘市民主権の集い’(仮称)を発足しようとするのもそのような悩みの結果だ。

彼は2日記者懇談会を開き「‘市民主権の集い’は色々な政党と政治勢力,市民社会,国民を連結し疎通する市民政治運動の求心点になるだろう」と話した。この集いには民主党の一部議員と最高委員,親盧武鉉系新党創党派,盧前大統領の価値に共感する人士たちが網羅されており、今後市民たちの参加を引き出す予定だ。彼は「民主党が革新と統合を準備しているが、その流れを見て連帯の機会を作るだろう」と話した。ある側近は「イ前総理が在野民主化運動10年,政治20年の豊富な経験と知性を生かし、民主党外で在野の人・親盧グループ・ロウソクのあかり世代などをまとめる仕事をするだろう」と伝えた。実際イ前総理は若い女性たちで構成されたインターネット カフェ会員たちと会うかと思えば、イ・ジョンヒ民主労働党議員を後援するなど全方向的な行動を見せている。彼はムン・ジェイン前大統領府秘書室長などを迎え入れたい民主党と‘親盧人士’の間の接触窓口の役割も果たしている。

盧前大統領永訣式で涙をこらえながら震える声で‘弔辞’を読み深い印象を残したハン前総理も歩幅を広げている。彼女はこの日の記者懇談会で「統合と連帯のために私の役割が与えられれば何でもする用意がある」として積極的態度を示した。民主党顧問の彼女の動きは盧前大統領逝去以後、有力なソウル市長候補に浮上する状況とかみ合わさって一層注目される。

ハン前総理はソウル市長出馬など現実政治に本格的に飛び込む意向を尋ねられるやすぐに「まだ何も決定されていない」とだけ話した。その一方で「盧前大統領逝去以後、(私の)支持率が上がりあちこちから世論の圧迫を受けている」と話し、今後の政治行動に対する悩みの跡を表わした。

民主党では彼女をパク・クネ前ハンナラ党代表と対抗する次期大統領候補として挙論している。長期にわたる民主化運動経験,多様な行政経験,やわらかいながらも統合的なイメージなどで大衆的訴求力が強いという理由からだ。ぺク・ウォンウ議員は「ハン前総理がソウル市長よりはその後の大統領選挙を考慮してみる必要がある」として「牛(大統領選挙)をつぶす刃物を鶏(ソウル市長)をつぶすことに使うのは如何なものか」と話した。こういう脈絡で民主党の一方では彼女を今後党代表に迎えてこなければならないという主張も出ている。しかしハン前総理は「来年の地方選挙は民主改革勢力にとても重要な選挙だ。統合と連帯のために民主党で私が何をするのかを探すのが先だ」として身を低めた。

ソン・ホジン記者dmzsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/374560.html 訳J.S