登録 : 2017.04.07 23:13 修正 : 2017.04.08 07:07

文化・芸術界支援排除名簿であるブラックリスト関連疑惑で裁判に付されたキム・ギチュン元大統領秘書室長(左)とチョ・ユンソン前文化体育観光部長官が6日午前、ソウル中央地裁で開かれた初公判に出席している=共同取材写真//ハンギョレ新聞社
 検察の特別捜査本部がまもなくウ・ビョンウ元大統領府民政首席秘書官に職権乱用などの容疑で逮捕状を請求する予定だという。検察が朴槿恵(パク・クネ)前大統領のいる拘置所を訪ね2回目の出張調査を行った6日、キム・ギチュン元大統領府秘書室長とチョ・ユンソン前文化体育観光部長官に対する公判も開かれた。朴前大統領と参謀らは、検察と裁判所で容疑を一様に否認し、結果的に相互に責任を転嫁する醜態を見せた。口では遺憾を表わしながらも、実際には法的責任を免れようとし、上司だった当時大統領や部下だったかつての参謀に互いに責任を転嫁する格好であり、権力無常の“どん詰まりドラマ”に他ならない。

 朴前大統領は2回にわたる検察の出張調査でも、容疑をすべて否認し、強弁を続けているという。当初、弁護人交替説と共に容疑を認める側に態度を変えるのではないかとの観測があったが、依然として証拠があらわれた容疑についても知らぬ存ぜぬの一点張りだということだ。特に、アン・ジョンボム元大統領府政策調整首席が自身の話を逐一書き取った手帳の内容までも「他の人に聞いて書いたもの」、「私の指示を拡大解釈したもの」という主張を展開したという。当事者のアン元首席はもちろん、手帳に登場する政府および企業関係者たちの陳述を通じてほとんどの容疑に対する証言と証拠が収集されているにもかかわらず、事実上参謀に責任を転嫁しているわけだ。指導者として最低限の資格も持ち合わせない破廉恥の極みだ。自身がどんな状況に置かれているかを判断できないのはもちろん、法的・政治的助言をまともに受けているかすら疑わざるをえない。

 参謀にしても同じだ。キム・ギチュン元秘書室長側は、自身を「世論裁判と標的捜査の犠牲者」とし「大統領の意志と指示をそのまま履行したり伝達したに過ぎない」と、責任を大統領に押し付けたという。ウ・ビョンウ元首席も、朴前大統領を手伝う役割に過ぎなかったという従来の態度を変えていないという。特に朴前大統領の拘束に対しては「胸が痛み惨めな心情」と言いながらも、国民には一言の謝罪もしないなど、傲慢さが相変らずだ。

 検察はウ・ビョンウ元首席を拘束する方針を決めたが、「朴槿恵大統領府」の検察壟断を十分に捜査したかについては疑問が残る。再捜査や再特検を招く小貪大失(小をむさぼり大を失う)の愚をおかさないことを願う。

韓国語原文入力:2017-04-07 17:37
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/789798.html 訳J.S(1102字)

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