登録 : 2017.03.21 02:10 修正 : 2017.03.21 14:56

保健社会研究院、約1500人対象に電話でアンケート調査した結果 
46%「家族危機を経験…経済危機が最もつらい」 
家庭内暴力などの関係の危機、養育・扶養の危機も多い 
危機発生の原因も47.5%が「経済的困難」 
危機を経験した期間も平均6年間で長期化傾向

 現在多くの家庭は家長の失業や貧困、離婚や別居、災難や家族の自殺など、さまざまな生活の脅威に直面している。このような脅威は時には家族を無力な状態に陥れ、日常的な機能を麻痺させるいわゆる「家族危機」を招く。韓国人たちが最も多く経験する家族危機は何だろうか。

 19日、韓国保健社会研究院(保社研)は、昨年7月に20~64歳の一般国民1500人を対象に家族危機について行った電話調査結果をまとめた「社会環境の多角化による家族危機の診断と対応戦略」を発表した。保社研は、調査の前に「家族危機」とは、経済的危機(倒産、失業、破産、ハウスプアなど)▽家族関係の危機(家庭内暴力、離婚や別居など家族の解体)▽子どもの世話や両親の介護の危機(未成年の子どもの世話と老人介護における空白など)▽自殺の危機(自殺や自殺の試み)▽災難の危機(火災や爆発事故などによる被害)など5つの危機のいずれか一つでも含まれる場合であると回答者たちに説明した。

これまで経験した危機のなかでもっとも辛かった危機の累計(単位:%)//ハンギョレ新聞社
 調査の結果「これまで家族危機を経験したことがあるか」という質問に、回答者の半数に近い46.1%が「ある」と答えた。いかなる危機が最もつらかったかという質問には、半数を超える51.5%が「経済的危機」と答えた。経済的危機は2番目に多かった家族関係の危機(22.4%)よりも2倍ほど多かった。子どもの世話や老父母の扶養の危機によって家族危機を経験したという答えも20.5%に達した。回答数は少なかったが、災難(1.9%)や家族の自殺の危機(1.8%)を経験したという回答もあった。

 このような家族危機の原因を尋ねる質問(重複回答)に最も多かった回答は経済的困難(47.5%)だった。子どもの養育と両親の扶養(31.7%)、失業や就職問題(24.3%)、家計負債(21.7%)、疾病(18%)、家計破産と不渡り(17.7%)などがその後を継いだ。これらの危機を経験した期間は平均6年間で、多くの家庭が危機を長期的に経験することが分かった。危機を経験した家族は、家族関係が疎遠になり、身体・精神健康の悪化や生活の制約と中毒など否定的な変化を深刻に経験したものと調査された。

 研究責任者のキム・ユギョン研究委員は「これらの危機を解決する方法も家族や個人に頼る傾向があり、専門機関の支援など、社会的なレベルで解決しようとする意志はあまり見られなかった」とし、「家族の危機の類型別特性に合わせて公的支援が適切に行われる危機対応戦略を体系的に立てていくべきだ」と指摘した。

イ・チャンゴン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-03-20 12:26
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/787173.html 訳H.J(1379字)

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