登録 : 2017.03.10 02:00 修正 : 2017.03.10 16:34

水原市民寄付とドイツ人・ドイツ同胞の協力で実現 
除幕式に出席したアン・ジョムスンさん「険しい世の中にならないように…」 

今月8日、ドイツで開かれた平和の少女像の除幕式に出席したアン・ジョムスンさんが感謝の言葉を伝えている=水原市提供//ハンギョレ新聞社
 京畿道水原(スウォン)市民の寄付で作られた「平和の少女像」が、世界女性の日の3月8日午後3時(現地時間)、ドイツのレーゲンスブルク市近くのヴィーゼントに建てられた。これまでも米国など海外に平和の少女像が建てられてきたが、欧州に建てられるのは今回が初めてだ。

 「平和の少女像」は水原市民が参加した「ドイツ平和の少女像水原市民建設推進委員会」(水原推進委)とドイツ現地の人たちが参加した「ドイツ平和の少女像建設に向けたドイツの建設推進委員会」(ドイツ推進委)が非人間的戦争犯罪で犠牲になった人々の魂を悼み、被害女性らの名誉と人権の回復に寄与しようという意味で推進された。水原推進委が水原市民の募金で3300万ウォン(約327万円)を集めて製作費を調達した。

 平和の少女像が建てられたところはドイツ・フランクフルトから343キロメートル離れた南部バイエルン州レーゲンスブルク近くのヴィーゼントにある「ネパール・ヒマラヤパビリヨン(Nepal-Himalaya-Pavilion)公園」だ。世界水財団のヘリベルト・ヴィルト理事長が代表を務めているこの公園は、仏教を崇拝したヴィルト代表が2000年、ハノーバー博覧会に建てられたネパール館を当時500万ユーロで買い入れ、自分の土地2万4000坪に移転して造成したもので、ヒマラヤ山の花と木5千種を保有した世界最大のヒマラヤ植物庭園だ。

 除幕式には14歳で日本軍慰安婦として連れていかれて、苦難を強いられた被害者ハルモニ(おばあさん)のアン・ジョムスさんも同行し、水原推進委のファン・インソン常任共同代表、社団法人水原民主化運動継承事業会のイム・ナムギュ理事長、光復会のス・ウォンジ会長、水原牧師連帯のイ・ジョンチョル代表、スサン僧侶(大乗院の住職)、共同執行委員長であるイ・ジュヒョン牧師(梅原メソジスト教会)、水原市家族女性会館のファン・ウィスク館長と水原市企画調整室のパク・フンシク室長、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)のハン・グクヨン共同代表などが参加した。

 ドイツ側からは、現地同胞以外にドイツ推進委共同推進委員長のチュ・ヨンナム牧師(ボクフム韓国人教会)をはじめとするドイツ各地の韓国人教会牧師やシュタプナウ教務(円仏教レーゲンスブルク教堂のドイツ人校務)、イ・ウンヒ(「風景」発行人)、ハン・ジョンファ(コリア協議会会長)、韓民族欧州連帯のチェ・ヨンスク議長、活動家のキム・ジンヒャン氏(コリア協議会「慰安婦」委員会)、「ネパール・ヒマラヤパビリヨン」公園の共同理事長であるマルギット・ヴィルト(Margit Wirth)、ヘリベルト・ヴィルト(Heribert Wirth)夫婦などが参加した。

 同日の除幕式に出席したアン・ジョムスンさんは「言いたいことは多いが、言うことがない。ありがとう。これから険しい世の中にならないことを望む」と話した。除幕式では、農楽団「生活の場」が慰安婦被害者と戦争で無念な死を迎えた人たちの魂を呼び寄せる「山川節」を行い、舞踏家のキム・ミソン氏が厄払い公演を披露した。

 ドイツ平和の少女像は昨年9月、水原市の姉妹都市であるドイツのフライブルク市と平和の少女像を建立することで合意したが、日本側の激しい反対で建設が白紙に戻された。以降、水原地域75の市民社会団体で構成された水原推進委員会を中心に市民の募金活動が続き、ドイツの平和運動家であるパオル・シュナイス牧師(東アジア宣教会の名誉議長、5・18母親賞者)など、少女像の建設敷地の確保に向けて積極的に取り組んだドイツ現地の韓国人団体、現地のドイツ人で構成されたドイツ推進委の努力で「平和の少女像」の建設が実現した。

ホン・ヨンドク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-03-09 13:27
http://www.hani.co.kr/arti/society/area/785748.html 訳H.J(1855字)

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