京畿道光明市(クァンミョンシ)が24日、日本軍慰安婦被害者の女性たちが居住する広州の「ナヌムの家」に5300万ウォン(約515万円)を渡した。ヤン・キデ光明市長がこの日広州の「ナヌムの家」を訪問して渡した5300万ウォンは、昨年の光明洞窟入場料収入金53億ウォンの1%だ。昨年8月、光明市と光明市議会、広州「ナヌムの家」が日本軍慰安婦被害者の記念事業などの支援業務協約を結び、光明洞窟の入場料収入の1%を慰安婦被害者女性たちのために支援すると約束したことによるものだ。
この日渡された支援金は、日本軍慰安婦被害者の歴史体験場設置のにため使われる。「ナヌムの家」内に330平方メートル規模で建設される体験場は、映画「鬼郷」のセットを活用して日本軍慰安婦被害者の不幸な歴史を共有するよう造成される。
ヤン市長はこの日、慰安婦被害者のハルモニ(おばあさん)たちと会った席で「被害者が認めない韓日慰安婦合意を認めることはできず、少女像を撤去して合意を履行せよという安倍首相の主張は理屈に合わない」と述べた。また、「光明市は今年を皮切りに、光明洞窟入場料収入の1%を日本軍慰安婦被害者を支え問題を解決するために継続して支援する」と約束した。
光明市は捨てられた廃坑を洞窟テーマパークに開発し、2015年4月4日から光明洞窟入場料を有料化した。2015年に入場者92万2767人・入場料24億6297万ウォン(約2億4千万円)だった収入は、昨年は入場者数が142万83人で前年比49万7千人あまり増え、入場料収入は52億8131万ウォン(約5億1千万円)で前年比28億ウォンあまり増えた。