原文入力:2009-08-04午後08:54:38
中国政府 デモ関連者 追加検挙など攻勢加速
イスラム武装団体 報復公言…銃声なき‘戦場’
ユ・ガンムン記者
←中国新疆ウイグル自治区の省都ウルムチにあるウルムチ博物館で母娘が去る1日‘私たちは家族’という名称の写真展示を見ている。5日はウルムチ流血紛争が起きて1ヵ月にあたる。ウルムチ/新華連合
ウイグル族と漢族の民族紛争を触発した新疆ウルムチ流血事態が発生し、この5日に一ヶ月をむかえる。凶器が乱舞した当時の殺伐とした決闘は幕を下ろしたが、独立を望むウイグル人とこれを封じ込めようとする中国政府の‘銃声なき戦闘’は続いている。
中国政府は今でもウイグル独立勢力に対する攻勢を止めていない。ウルムチ公安当局は先月30日デモ加担者と目星をつけた15人を公開手配し、10日までに自首しなければ厳罰に処すると警告した。公安当局はこれまでウイグル人1800人余りを逮捕拘束したと伝えられた。
中国政府はこれらに国家分裂および扇動,武装暴力,放火,故意殺人,器物破損,公務執行妨害,社会秩序混乱など20種類余りの罪名を適用すると発表した。デモを背後操作した主導者と残忍な方法で人命を害した加担者らには法廷最高刑の死刑が宣告される可能性が大きいと観測される。
特に今回の事態の黒幕と目星をつけたラビア カーディル世界ウイグル会議議長に対しては魔女狩りに近い非難を浴びせている。カーディルの入国を許した日本とオーストラリア政府を公開的に非難するなど外交的摩擦まで辞さないとしている。<新華社通信>をはじめとする官営媒体らは4日カーディルの家族らが公開書簡を通じカーディルを批判し犠牲者らに謝罪したと一斉に伝えた。
中国政府は片方ではウイグル族と漢族の民族葛藤を繕うための対策も出している。中国は年内に8億3千万中国元(1494億ウォン)を投じカスとホテンなどにウイグル語と中国語を共に教える幼稚園465ヶ所を新設する計画だ。幼い時から民族団結意識を植え付けるということだ。ウイグル人の中には教育をまともに受けることができず中国語を使えない人々が少なくない。
流血事態以後、閑古鳥のなく観光産業を再生するための破格的な政策も展開している。新疆観光当局は500万中国元の予算を緊急調達し10人以上の団体観光客を誘致ぢた旅行会社には観光客1人当り10中国元の奨励金を与えることにした。旅行会社らの下半期所得税納付も猶予することにした。ウイグル人の主要収入源の一つである観光産業を生かし不満を緩和しようとする苦肉の策だ。
しかしウイグル独立勢力とこれらを支援するイスラム武装団体は中国政府に対する報復を公言している。ウイグル武装団体‘トルキスタン イスラム党’は最近ホームページを通じて世界すべての所で中国人を襲撃しろと督促した。先立ってアルカイダのアルジェリア武装組織である‘イスラム北アフリカ アルカイダ’は北アフリカで活動する中国企業と作業場を攻撃すると警告した経緯がある。
北京/ユ・ガンムン特派員moon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/369534.html 訳J.S