世界の注目が集まる11月8日の米大統領選挙で投票権が与えられるとしたら、ヒラリー・クリントン氏(民主党)とドナルド・トランプ氏(共和党)のうち誰を選ぶだろうか。
世論調査専門機関のギャラップインターナショナルは30日、今年8月から9月まで45カ国の成人4万4194人を対象に実施した「仮想投票」の結果を発表した。韓国ではクリントン氏の得票率が82%である一方、中国ではトランプの得票率が45カ国のうち最も高い44%だった。
「もし米大統領選挙に投票するなら」という質問に、フィンランド(86%)、ポルトガル(85%)、韓国(82%)、スウェーデン(82%)、コロンビア(81%)など5カ国の回答者のうち、80%以上がクリントン氏を選択した。韓国ではトランプ氏の得票率が3%にとどまり、ヨルダンやアゼルバイジャン、日本と共に最も低かった。日本の場合、クリントン氏の支持率は60%だったが、「分からない・回答拒否」を選んだ割合が37%に達した。
中国の場合、クリントン氏とトランプ氏の得票率がそれぞれ53%、44%で、最も僅差だった。トランプ氏の得票率が2番目に高かった国はロシアで、33%だった。ロシアでクリントン氏の得票率は10%にとどまり、45カ国のうち最も低かった。クリントン氏の得票率が2番目に低い国はパレスチナ(40%)だった。これに先立ち、トランプ氏は「ロシアがクリントン氏の電子メールをハッキングしてほしい」と発言し波紋を呼んでおり、クリントン氏もテレビ討論会で「民主党全国委員会のハッキングの背後にロシアがいる。トランプ氏がロシアのプーチン大統領に頼んだ」として、「歪曲」する場面もあった。
成人1007人を対象に調査が実施された韓国では、「セヌリ党」支持者の85%や「共に民主党」支持者の88%、「国民の党」支持者の94%が、クリントン氏に票を投じた。
「米大統領選挙が自国に及ぼす影響力」に関する質問に、「影響力がある」と回答した人は、韓国が91%で、45カ国のうち最高値を記録した。ブラジルと中国が82%、カナダ・イタリア・ポルトガルが80%、ドイツが78%、イラクが76%だった。日本では70%が、ロシアでは40%が「影響力がある」と回答した。「影響力がない」との回答は、米国と隣接したメキシコが73%で、最も高かった。
韓国語原文入力:2016-09-30 18:29