登録 : 2016.08.20 02:18 修正 : 2016.08.20 07:15

ファンディングに乗り出し8日め 
有銭無罪、無銭有罪の被害者を助ける

ウムストーリーファンディング「一つも立派なところがない破産弁護士」のメイン画面。8月19日夜11時現在、6035人が後援し2億1184万ウォンが募金されたことを示す//ハンギョレ新聞社

 「私の心の片隅に少しでも残る、取るに足らない正義感で小さな力を加えます」

 「落ちぶれ弁護士」としてストーリーファンディングに乗り出したパク・ジュンヨン弁護士(43)の後援金が2億ウォン(約1800万円)を超えた19日未明、パク弁護士を後援したある市民は「身勝手ながらあなたの手を借りて韓国社会の美しさを確認したいです」と、ダウムカカオのストーリーファンディングに書き込みを残した。11日、パク弁護士がストーリーファンディングに乗り出してから3日めにして目標額1億ウォン(約900万円)超えに続き、8日めの19日未明には目標額の200%である2億ウォンを超えた。

 パク弁護士は「お金をいただく私は当然幸せなのだが、昨日明け方に2億ウォンを超えたところ、後援してくれている人々がもっと喜んでくれた。善良な連帯の力を感じることができた」と話した。実際に「韓国社会がどれだけ正義を欲していたのかわかります。500%達成するまで毎月少しずつ送ります」や「ファンディング額2億ウォン達成が目の前…私もつられて嬉しくなります」などの市民からのお祝いの書き込みが相次いだ。

 9日、ハンギョレのインタビューで初めて「完全に落ちぶれました。公益弁護士としての活動を続けるためにストーリーファンディングに乗り出します」と宣言したパク弁護士にとって、この1週間は全く予想しなかったできごとの連続だった。パク弁護士は「当時は想像もできませんでした。(水原(スウォン)事務所を引き払い)ソウルに行くことを考え、ただ銀行の満期で戻ってくる融資の一部分割返済だけできればと思っていました」と話した。 実際、パク弁護士は今月末頃、ある企業の公益財団の提案でソウルに事務所を設けることを考えたが、市民の後援が続くとそれは諦めた。「重複後援」は正しくないという理由からだ。

 パク弁護士は5000人を超える市民が後援金を集めたことについて、「惻隠の情のためではないか」と言う。「人を助ける仕事をしている人が苦労しているということを自らの苦しみとして受け入れる、韓国国民の気性ではないでしょうか」

 パク弁護士は、後援金とともに寄せられた書き込みを見ながら「これまで挫折し、韓国社会が非正常だと嘆いてばかりいたが、再び韓国社会を考えるようになったという、そんなコメントが多かった。(そのような書き込みに)希望を感じる」と語った。

 先週いっぱいパク弁護士に殺到したのは後援金だけではない。1日に数十回の電話や数通の手紙が事務所に殺到したが、助けを求める切実な訴えが込められていたという。水原地裁前にある事務所のドアには、パク弁護士を直接訪ねて来たが、会うことができないままきびすを返した人々が残した文やポストイットも残されている。

 水原駅でのホームレス少女殺人事件から最近の参礼(サムレ)ナラスーパー事件まで、お金も受け取らず、刑事司法手続きの被害者に対する裁判所の再審決定を引き出したパク弁護士は「有銭無罪、無銭有罪のように、お金がないために無念の思いを経験した被害者たち、被害を受けて告訴しても相手が金銭や権力で自分の罪を覆ってしまう場合、そのような被害者たちを助けたい」と語った。ただしパク弁護士は「1人の力量でできることは限界があるだけに、今後志をひとつに一緒にやっていく弁護士を集め、刑事司法の被害に遭った市民たちを助け続けたい」と話した。

水原/ホン・ヨンドク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-08-19 17:43

http://www.hani.co.kr/arti/society/area/757476.html 訳M.C

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