原文入力:2009-07-25 午前 04:27:02
警察‘致命的’批判に試演会開いたが恥かき
スチロフォームも溶けてしまい言葉を変えて‘無害論’弁明
ホン・ヨンドク記者
←警察が24日京畿平沢市の総合運動場で催涙液をスチロフォーム上にふり撒く実験をしている。警察の当初主張とは異なり催涙液を同じ部分に数回ばら撒くやスチロフォームが溶けだし有害性論議が加重される展望だ。 平沢/聯合ニュース
警察が24日双龍車,平沢工場上空から連日投下している催涙液と関連して公開実験を行ったが大恥をかいた。
京畿警察庁はこの日昼12時頃、平沢公設運動場で取材陣が見守る中で‘催涙液成分実験’をした。警察のこの日の動きは‘催涙液がスチロフォームを溶かすほどに致命的’という労組側主張とこれを報道した言論に対して‘事実と違う’ということを見せるためのものだった。
←警察がばら撒いた催涙液に当たった双龍車労働組合員10人余りが皮膚に水泡ができるなど有害性論議が加熱している。警察は24日論議を払拭するために催涙液試演をしたが、スチロフォームを溶かす事実が確認され警察の既存解明が偽りであることが明らかになった。双龍車労働組合提供
だがこの日の実験結果は警察をさらに困惑させただけだった。警察はこの日の実験で先ず催涙成分粉末(CS)と溶解剤のメチレンクロライドを混合した溶液に水で100倍に薄めたいわゆる‘催涙液’を作った。引き続きこれをひさごに入れあらかじめ準備したスチロフォームに3度ふり撒いた。この時まで警察官らの表情には自信がいっぱいだった。警察は実験に先立ち「実際実験でスチロフォームに催涙液をかけてもスチロフォームは溶けなかった」として報道資料を出した。しかし警察の期待とは違い、スチロフォームは催涙液がまかれるやまもなく深さ1㎝,直径10㎝ほどが溶けてしまった。
これを見ていて呆然とした京畿庁関係者は結局言葉を変え‘無害論’を展開した。この関係者は「スチロフォームのような部分に3度催涙液を連続ふりまきスチロフォームが原液と反応したと見られる。催涙液はしかし目の充血と鼻水,くしゃみなどを誘発するが、人体には無害だ」と弁明した。だが労組側は「警察が塗装工場上空から投下した催涙液にあたった労組員らの身体に水ぶくれなどができるなど催涙液が人体に相当に有害だ」と主張した。
平沢/ホン・ヨンドク記者ydhong@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/367711.html 訳J.S