原文入力:2009-07-21午後09:38:50
警察 ‘暴力動画’ 配布
会社側 施設復旧 に着手
労組 にぎり飯で食事 ‘最悪’
ホン・ヨンドク記者,キム・ヨンヒ記者,イ・ヒョンソプ記者
←警察と労組員の対立が二日間続いている京畿平沢,七槐洞,双龍車工場で21日午前、警察ヘリコプターが労組員らが篭城している煙突周辺を旋回している。 平沢/キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr
21日で対立二日目をむかえた双龍自動車平沢工場は警察と会社・労組側がきっ抗した心理戦を行い、あたかも暴風前夜に置かれた様相だ。具体的な代案を示すことができない労組と ‘最終案の原則死守’ 以外には交渉の余地を示さない会社、共に内部から少しずつ不満が出てきている。
■心理戦で旗争い
警察と会社側によって封鎖された双龍車,平沢工場では20日夜から21日明け方まで燃えるタイヤから出る煙の中で激しい攻防が続いた。会社側は前日夜11時から明け方3時まで大型拡声器で ‘オー必勝コリア’ と ‘セマウル運動歌’ 等の歌を流した。時々‘善処する’,‘勇気ある選択を待っている’という内容で男女が代わる代わる宣伝啓蒙放送も行った。労組は警察の進入企図に対抗し夜通しタイヤを焼きボルトをパチンコで撃ち対抗した。
警察は21日‘双龍車ストライキ関連暴力性浮き彫り動映像’という題名で前日の状況を4分分量の動画に編集し言論に配布した。会社側もやはり「離脱組合員が労組の反対でストライキから出てくることができなかった」と流し、労組は「事実がそうなら実体を公開せよ」と対抗した。
塗装工場では水とガスガ切られ食料品搬入も一週間にわたり中断された状態だ。ストライキ労組員たちは20日からはおかずなしで一日前にあらかじめ作っておいたにぎり飯で食事を間に合わせている。水は既存のミネラルウォーター瓶に詰めておいた水を飲料水として使っているが、洗うのはあきらめる程の ‘最悪の状況’ と労組関係者たちは伝えた。会社側は夜中に離脱者がまた1人出てきたと明らかにした。
政府や会社側は圧迫程度を高めていく一方で離脱者を通じたストライキ解散を期待するが可能性は高くない。イ・チャングン労組企画部長は「会社や警察がストライキ労組の内部の動揺を通じてストライキを崩そうと考えるのは完全に誤算で、労組は今でも会社側と対話を通じてこの問題を解決するという原則」として「ただし正当な生存権闘争に出た労働者らを命をかけた闘争に追い立てて行き実際に最悪の結果につながるならば、これは全面的に会社と警察,政府の責任」と話した。去る20日午前、自ら命を絶ったストライキ労組幹部イ・某(34)氏の夫人は22日安城ウソン公園墓地に安置される。
■会社側の内心は?
会社側は1500余人の職員らを21日にも正常出勤させ、施設点検と復旧に着手した。研究所と本館以外は接近が容易でなく、技能職人員らは安城の人材開発院で教育に入った。名前を明らかにしないある職員は「昨日に続き今日も一部人員が負傷を負った。今さら正常化しても共に仕事をできるか懐疑的」と激昂した声で話した。会社側はこの日まで生産支障台数が1万1520台,損失額は2456億ウォンに達すると明らかにした。
事態がこれほどまでに絡まったことに対して、労組とともに会社側の責任論も提起されている。会社側は「労組が総雇用保障と整理解雇撤回以外には具体的な代案を出していない」としつつ、労組の‘無条件な対話要求’は無視している。会社内外では‘原則死守’を強硬に要求する強硬派と、管理人や経営陣が事態を長期化させたという不満などが入り乱れパク・ヨンテ,イ・ユイル両管理人の裁量権と動ける幅が大きく減っているという診断が出ている。産業研究院のイ・ハング機械産業チーム長は占拠状況が解かれることを前提としつつも「再雇用に対する具体的なロードマップがなく、財務の観点だけでなく産業の観点からどのように回復するかという計画があってこそ信頼感を与えるのに、会社にそのような部分がない」と批判した。
こうした中で一部協力業者の中では業種転換意思まで明らかにしている。核心電装部品を生産するモトテック キム・ソクキョン代表は「8月10日までに双龍車が正常化しなければ私たちの工場の双龍車ラインを取り払いLEDラインを入れるつもり」として「大部分の会員企業等が今月末以後には業種転換をするという状況」と伝えた。ソフトウェアなど自動車部品生産ノウハウを持った企業等が相当部分背を向ける場合、双龍車が後から正常化したとしても実際に生産に入るには数ヶ月がかかることになる。 平沢/ホン・ヨンドク記者,キム・ヨンヒ,イ・ヒョンソプ記者dora@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/367081.html 訳J.S