登録 : 2016.01.25 10:10 修正 : 2016.01.25 10:24

局本部長と極右媒体の2014年の対話録音
「ストライキの時、こいつら放っておいてはいけないと思い
棄却されるのは分かっていたが」
アン・グァンハン社長は当時人事委院長
チェ・ミンヒ議員「経営陣は辞職すべき」

キム・ジェチョル前MBC社長//ハンギョレ新聞社

 2012年のストライキ中にMBC(文化放送)を解雇されたチェ・スンホ・ディレクターとパク・ソンジェ記者に対し、MBC経営陣の幹部が「証拠がないのは分かっていたが解雇した」と解雇の不当性を自ら認める発言をしていた事実が明らかになった。

 「共に民主党」のチェ・ミンヒ議員室が最近入手した録音ファイルによると、ペク・ジョンムンMBC未来戦略本部長は2014年4月1日、ソウル・鍾路にある韓食堂でキム・ジェチョル前社長の弁護士(現MBC法務室長)と社内幹部などと共に極右指向のインターネットP媒体に所属する幹部2人に会った。この席でペク本部長は、2012年のストライキと関連して進められる訴訟に言及し、「パク・ソンジェとチェ・スンホは証拠不充分で棄却になるとか(裁判所で棄却する可能性がある)、なぜなら、その時にチェ・スンホとパク・ソンジェを解雇させる時、そうなることを予測してあえて解雇させたんだ。あの二人は、なぜなら、証拠がない。だけど、こいつらをそのまま放っておくわけにはいかないと思って解雇させたんです。(中略)後に訴訟を提起してくれば、その時に受け入れればいいじゃないか、そんな考えで(解雇した)」などと発言した。

 MBC労組は2012年、「公正放送」と当時のキム・ジェチョル社長の退陣を要求し170日間ストライキを行い、会社は労組執行部と労組員に解雇・停職などの懲戒を下したことがある。当時チェ・スンホ・ディレクターとパク・ソンジェ記者は平組合員だったが、チョン・ヨンハ前労組委員長、パク・ソンホ、チョン・キジャ会長など他の4人と共に解雇され問題になった。ところが今回、経営陣幹部自ら「証拠なしに解雇した」と認める発言が出てきたのだ。懲戒措置を下した当時の人事委員会は、アン・グァンハン現社長が副社長として委員長、ペク本部長は編成製作本部長として人事委員を務めていた。

 パク・ソンジェ記者はハンギョレとの通話で「当時も経営陣は特別な解雇理由を提示できなかったので、結局何の証拠もなしに『見せしめ』で強引に解雇したことが明らかになった」と話した。チェ・スンホ・ディレクターは「証拠がないのが分かっていながら解雇を押し切ったのは犯罪行為」と批判した。二人は現在進行中の訴訟とは別に、当時の経営陣に法的な責任を問う措置を講じると明らかにした。二人を含むMBC労組員40人余りは、当時の会社の懲戒処分が無効であるとして訴訟を進行中で、1、2審で勝訴した後、大法院(最高裁)判決を待っている。

 ペク本部長とP媒体関係者の2人は、同年11月にも会い、二度の面会でMBC内部の「総入れ替え」、放送出演請託などに関し話を交わした。いずれの面会にも参加したある幹部は、ハンギョレと会い「P媒体はMBC労組を批判し経営陣を擁護する記事を集中的に送り出してきたし、当時の面会はそれに対する謝意を表するためMBC側から先に提案した」と明らかにした。ハンギョレは発言の背景などを確認するため電話と電子メールを通じ何度も取材を申し込んだが、ペク本部長はこれにまったく応じなかった。

 録音内容を公開したチェ・ミンヒ議員は「一方的な方法による不当解雇の真実が明らかになった以上、ペク本部長と当時人事委院長だったアン・グァンハン社長は責任をとり辞職すべきだ。またMBCは現在進行中の訴訟を取り下げ、解雇者を直ちに復職させねばならない」と求めた。

チェ・ウォンヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-01-25 01:19

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/727693.html?_fr=mt1訳Y.B

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