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“韓国人権, 国際社会 笑いものに”

原文入力:2009-07-08午後10:14:15
アン・ギョンファン国家人権委員長‘切れ味鋭い辞任挨拶’
“政府と疎通のために努力したがうまくいかず”

イ・ギョンミ記者

←アン・ギョンファン国家人権委員長が8日午前ソウル,中区,武橋洞道の国家人権委員会で離任式を開き委員長職から退いた。アン委員長が離任式でイ・ミョンバク政府の人権状況を批判する辞任挨拶をする間(左側写真)、人権委職員らが涙を潤ませるなど沈痛な表情をしている。アン委員長はこの席で「政権は短く人権は永遠だ」と話した。 キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

任期を4ヶ月余り残して辞意を表明したアン・ギョンファン(写真)国家人権委院長が8日「政権は短く人権は永遠だ」という話を残して委員長職から退いた。

アン委員長はこの日ソウル,中区の国家人権委員会で開かれた離任式で所感を明らかにし、イ・ミョンバク政府の人権意識不足と疎通努力不在などをより強力に批判した。

彼は「多くの国の妬みと羨望を買う誇らしい国であった大韓民国が最近になって皆が後ろ指を差す恥ずかしい国に転落する危機に置かれている」として「新政府スタート以来、発生した一連の不幸な事態に対して強い責任を痛感し新しく就任する後任者が深刻に損傷した国際社会での韓国人権の地位を回復するように願う希望を持って法が保障した任期満了日を待つことができずに退く」と話した。

アン委員長は続けて「イ政府は業務引継ぎ委員会時期、独立機構である人権委を大統領直属機関に変更するという計画から始まり、去る3月末には適正手続き抜きで国連決議が採択した独立性の原則を本質的に侵害する機構の縮小を敢行することにより国際社会の嘲弄の種になっている」として「左派政府の遺産という単細胞的政治論理の虜となって人権に関する限り義題と意志が足りず疎通の姿勢や努力はほとんど見られない」と批判した。

彼はイ大統領に向かっても「ただの一度も業務報告を差し上げることができずに席を去った無能な人権委員長として歴史に残ることになったことは私の個人の不運と恥辱とあきらめるが、再びこのような非常識なことが繰り返されないことを切実に望む」として「国連総会が決議を通じて採択した国家人権委員会の設立と運営の原則を尊重し国際社会の憂慮を傾聴するように願う」と話した。

アン委員長は離任式の後、用意した記者懇談会で世界国家人権機構国際調停委員会(ICC)会長国選出問題を心配した。彼は「来年3月のICC会長国選出は政府が言う数十億ドル輸出以上の国家的地位が伴うものだけに、政府がここに支援意志を示すべきだ」と話した。アン委員長は‘最も残念な点は何なのか’という問いに対して「絶えず政府と疎通するために努力したがうまくできなかった」と心境を明らかにした。

アン委員長はソウル大学法学専門大学院に戻り教壇に立つ計画だ。

イ・ギョンミ記者kmlee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/364729.html 訳J.S