登録 : 2015.10.25 23:49 修正 : 2015.10.26 06:01

4主要放送局の現役記者を政権広報担当に

25日午後、新たに任命されたジョン・ヨングク大統領府報道官とユク・ドンイン春秋館長(左から二番目)が春秋館へ入ろうとしている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社
前任のミン・ギョンウク氏も 
「権力志向ジャーナリスト」としてスキャンダルに 
「ジャーナリズムをゴミ箱に」と非難され 

外部の批判にもかかわらず 
現職記者を抜擢する大統領府も問題

 ミン・ギョンウク前大統領府報道官の後任に、大統領府が報道官に再び現職のジャーナリストであるジョン・ヨングク前MBC(文化放送)局長(54)を抜擢したことで、「ポリナリスト(polinalist)」(権力志向のジャーナリスト)をめぐる論議が再燃している。今回のジョン・ヨングク報道官の選任で、朴槿恵(パク・クネ)政権発足後、KBS(韓国放送)、MBC(文化放送)、SBS(ソウル放送)、YTN(聯合放送)など、4つの主要な放送局すべてから現職のジャーナリストが報道官または広報首席として大統領府に“直行”した前例が作られることになった。

 昨年2月、当時のミン・ギョンウクKBS文化部長が突然、大統領府報道官に抜擢されたとき、KBS記者たちの間からは「最後まで守られていたKBSジャーナリズムのプライドをゴミ箱に投げ捨てた行為」と批判した。マスコミ・市民団体なども「報道官選任の撤回」を求めるなど、批判の声をあげた。何よりも、現職のジャーナリストが1日で自分が監視して批判しなければなら対象である権力機関の“口”になることに対する反発が強かった。しかも、ミン前報道官は、当時のメインニュース番組のメインキャスターから降りたばかりで、公営放送全体の公正性と客観性を傷つけたと指摘された。

 現職のジョン・ヨングク前MBC局長を報道官に選んだ今回の人事により、前回と似たような波紋が広がるものと予想される。ミン前報道官がKBSでメインニュース番組のメインキャスターだったように、チョン前局長は、MBCの代表的な討論番組で「100分討論」の司会者を務めてきた。チョン前局長は、「大統領府報道官に抜擢される」といううわさが流れた今月23日になってようやく会社に辞表を提出し、番組を担当する部長を通じて会社に「大統領府に行く」ことを伝えたことが分かった。

 外部からの批判にもかかわらず、現職のジャーナリストを抜擢し続ける大統領府の態度も問題として指摘されている。朴槿恵(パク・クネ)政権は、大統領府報道官と広報首席に着実に現職のジャーナリスト、特に放送局出身を任命してきた。朴槿恵大統領は、2013年2月、初代大統領府広報首席にイ・ナムギSBSメディア・ホールディングスの代表取締役を選任した。セクハラ事件で退いたユン・チャンジュン元報道官の後任としては、2014年2月にミン・ギョンウクKBS文化部長を抜擢した。同年6月には、YTNの子会社であるデジタルYTN社長だったユン・ドゥヒョン社長を広報首席に、今年2月には、その後任としてキム・ソンウSBS企画本部長を任命した。

チェ・ウォンヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-10-25 19:37

http://www.hani.co.kr/arti/society/media/714384.html訳H.J

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