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[オ・セフン ソウル市長]現場激励金で‘秘書室宴会’…側近取りまとめ

原文入力:2009-06-30午前07:35:22
2年間 側近職員たちに7450万ウォン
1人当り一回の食事代,接待費も最高

クォン・オソン記者

←ソウル市-在郷軍人,6・25戦争 第59周年記念行事および北核糾弾大会が開かれた12日午前、ソウル,オリンピック公園オリンピックホールでオ・セフン ソウル市長が6・25戦争に参戦勇士代表に激励金を渡している。 ニューシス

全国16ヶ広域自治団体長の業務推進費使用実態を全国民主公務員労働組合(民公労)と<ハンギョレ>が共同で調べた。証拠書類をきちんと残さないのはもちろん、公職選挙法など実定法違反素地があったり関連規則に外れる事例など大小の問題点があらわれた。主要自治団体長を中心に業務推進費使用実態と改善方案などを三回にわたり掲載する。

オ・セフン ソウル市長
年間平均3億3900万ウォン余りに達するオ・セフン ソウル市長の業務推進費使用内訳には‘側近’たちに渡したお金が相当額含まれている。自身の秘書室と公館職員らに‘激励金’を与えたのだ。これは激励金は‘現場職員’にだけ与えろという行政安全部の規則に外れる。

■秘書たちも現場職員?
オ市長の随行秘書官K氏は2006年8月から翌年末まで2~3週に一度の割りで20万~50万ウォンずつを受け取った。計26回にわたり1110万ウォンが支給されたが、オ市長が業務推進費として用意した激励金だった。官用車両を運転する秘書室の別の職員も同じ名目で2年間に975万ウォンを受けとった。オ市長の秘書室は計10~11人で構成されている。オ市長はこの他にも自身が暮らしている恵化洞公館を守る警備警察官4人に2年間に1人当り310万ウォンずつ計1240万ウォンを渡した。すべて業務推進費から出たお金だ。

オ市長が市長職を引き受けた2006年7月以後、2年間にこのように秘書室・公館職員らに支給された業務推進費は計7450万ウォンに達する。オ市長の業務推進費の中で現金で支出された2億4300万ウォン余りの30%に該当する。他の広域団体長らに比べ、格別に比重が高い。これに対してソウル市会計担当者は「秘書室の場合、市長に随行して夜明けに行事場所へ直行出勤するなどの課外活動が多く、手間賃,交通費などの名目で支給したもの」と話した。

2008年3月に制定された行政案全部規則は業務推進費をこういう用途に使うのを禁じている。しかしソウル市はこの規則の制定後にもこのような形の支出を継続した。‘地方自治体業務推進費執行に関する規則’(長官令)によれば、所属常勤職員に対する激励金支給は‘現場勤務者’だけに制限されている。秘書室職員らは‘現場勤務者’には含まれない。

‘共にする市民行動’のチェ・インウク予算監視局長は「自治体長の激励金を秘書室運営費のように考えてきた慣行がある」として「必要があると判断すれば適正予算を策定し支給するように変えるのが正しい」と指摘した。

秘書室激励金中には名目が不明な項目も多数眼に触れた。昨年5月1日には‘子供病院関係者激励’名目でC秘書官に100万ウォンを支給したと出てくる。これは伝達方法と状況によっては公職選挙法違反に該当しかねない懸案だが、最終受給者に対する証拠書類さえなかった。昨年1~6月にC秘書室長に支給された業務推進費980万ウォンの場合にも大部分が一線部署激励金であったが、やはり受領証はなかった。

全国民主公務員労働組合(民公労)はオ市長の2年分の業務推進費の中でこのように伝達者だけがあって精算者がないお金が計4340万ウォンに達すると分析した。これは現金支出時、最終受領者の領収書を添付するようにした‘地方自治体歳出予算執行基準’(行政安全部例規)違反に該当する。

■ 1人当り1食10万ウォンを越える食事代も
ソウル市は広域地方自治体の中で業務推進として支出した‘食事代’が最も高いところであることが明らかになった。

2007年10月に開いた市会議員招請懇談会でオ市長は費用として900万ウォン余りを使った。131人が参加したので一人当たり7万ウォンに近い金を使ったわけだ。2007年3月南山,ソウルタワーで開かれた‘観光客1200万人達成のための諮問懇談会’時は1人当り費用が13万7千ウォンに達した。

このような形で情報公開請求期間の2年間に1人当り5万ウォン以上がかかった昼食や晩餐,懇談会費用は計147回に及び1億2600万ウォン余りもなる。これは全体の午・晩餐出費3億3千万ウォン余りの内で38%に該当する。

このように高価格な行事費用は‘公務員行動綱領’で接待費上限額として定められた3万ウォンはもちろん、‘業務推進費執行規則’で決められている4万ウォンも軽く超える水準だ。ソウル市は「行事の性格上やむをえず支出した費用」と説明した。

クォン・オソン記者sage5th@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/363091.html 訳J.S