大田の随所に遺っている日帝強制占領期間の痕跡と抗日独立闘争史の現場を訪ねる「第1回大田平和の足跡」行事が30日午前10時、大田駅を出発して始まる。 「歩いて感じて学ぶ大田平和散歩」というサブタイトルがついたこの行事は、「大田・忠清 平和と統一を開く人々」が主催する。光復(解放)70周年を迎えて大田で強行された日帝の抑圧と収奪、これに対抗した民衆の歴史を顧みて、現在、軍事大国化を指向する日本の野心を警戒し東アジアの平和を考えるための場だ。
平和の足跡行列は、約4時間かけて日帝強制占領期間の本町通りと呼ばれた大田市の中央路(チュンアンノ)一帯を踏査する。大田駅前を出発し大田魚菜市場(中央市場)路地を見て、朝鮮殖産銀行大田支店(現ダビチメガネ店)を経て旧漢城(ハンソン)銀行大田支店(現、新韓銀行大田駅支店)と東洋拓殖株式会社大田支店(現、東洋タイル百貨店)を見て巡る。
行列は抵抗の現場へと向かう。東に曲がり3・1運動の現場である仁洞市場と大田公立商業補習学校同盟休校の現場(仁洞小学校廃校跡)、郡是(グンゼ)製糸大田工場同盟ストライキの現場(現、仁洞現代アパート)で記録として遺された先賢の痕跡を訪ねる。
大田忠清平和と統一を開く人々は、大田平和足跡行事を歴史性と現場性が結合した平和人文学と規定し、歴史を基に大田の大地と建物でどんなことがあったのかを説明する場とする。 大田駅の象徴であり大田民主化運動の拠点だった広場の歴史も付け加えられる。鉄道が持つ収奪の歴史だけでなく「大田発0時50分~」という歌詞のように、列車が汽笛を鳴らしてプラットホームを出る時に涙があふれる恋人のシルエットがちらつく歌『大田ブルース』も歌う予定だ。 オーマイニュース記者のシム・ギュサン氏が解説を務める。
ユ・ヨンジェ「大田忠清平和と統一を開く人々」常任運営委員は、「丹齋・申采浩(シン・チェホ)先生は『歴史を忘れる民族には未来がない』で言った。歴史は繰り返される。 この行事が日帝強制占領期間の歴史を振り返り、現在の朝鮮半島の状況を見渡す契機になることを願う」と明らかにした。