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フェアトレードのネパール産コーヒー、韓国で需給に支障

登録:2015-05-12 09:54 修正:2015-05-12 10:21
非営利財団「美しいコーヒー」がフェアトレードで取り寄せ販売するネパール産コーヒー「ヒマラヤのプレゼント」 //ハンギョレ新聞社

農家の組合員死亡・生計根拠地も打撃
コーヒー・手芸品、計画より需給不足
韓国側企業「損をしても復旧を待つ」

 「ヒマラヤのプレゼント」はシンドゥーパルチョークの丘で育つアラビカ種で作ったネパール産コーヒーだ。非営利財団「美しいコーヒー」がフェアトレードで取り寄せ販売するこのコーヒーは、ダークチョコレートのようにほろ苦い味で人気がある。しかし、今年韓国でヒマラヤのプレゼントを味わうのは難しそうだ。ネパールのシンドゥーパルチョークから6月までに輸入するはずだったコーヒー9トンが、加工もされないまま崩れた倉庫で積もっているためだ。先月末の大地震のためだ。美しいコーヒーは今月末に調査団を送り、使えそうなコーヒーの実を探しだし、被害状況を把握することになるが、今までの輸入量に比べるとかなり不足すると見ている。地震でコーヒー生産者協同組合に参加した住民450人のうち40人余りが死亡した。

 ネパール生産者と持続的に関係を結んできた美しいコーヒーやフェアトレード・コリアなど国内の公正貿易企業の悩みが深まっている。直ちに商品需給が困難になっているが、より大きな心配は生産者がフェアトレードを基に築き上げてきた生活の基盤が破壊された状況だ。ハン・スジョン・美しいコーヒー生産者パートナーシップチーム長は11日、「今年のコーヒー値でネパール農家に昨年末に支払ってある60%の先払い金は、こちらが損害を出しても少なく見積もることにした。現地農家が再び戻る土地が元通りにならないくらい打撃を受けているか心配だ」と話した。

 ネパール手工業者などから60%ほどの物品を扱うフェアトレード・コリアの公正貿易手工芸ブランド「グル」も、夏商品を通常通り取り寄せられなかった。カトマンズ地域に出ていた生産者はほとんど無事だったが、彼らの家族で死傷者が多くでたためだ。家族の世話で生活の場を復旧させるため、仕事に復帰できない人が多く、生産量は通常の半分を下回っている。フェアトレード・コリア貿易チームのホン・ジン氏は「被害収拾後に生計を維持する持続的な仕事が必要となるから、関係を切らずに待って募金運動などを進めている」と話した。

パン・ジュノ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-05-11 20:00

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/690712.html 訳Y.B

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