大統領特使としてロシアの「大祖国戦争」(第2次大戦)戦勝70周年記念式に参加したユン・サンヒョン議員(セヌリ党、大統領府政務特別補佐官)が9日(現地時間)、式の途中でキム・ヨンナム北朝鮮最高人民会議常任委員長と5回接触して対話をしたと外交部が明らかにした。外交部は「モスクワ赤の広場で行われた軍事パレード後、無名勇士の墓に献花するため移動する過程で、ユン特使とキム委員長が自然に遭遇する機会があった」とし、「ユン特使は南北関係がうまくいけばいいという要旨の一般的な言及をした」と伝えた。
戦勝記念式にキム委員長を代理に派遣し、自身は参加しなかった金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記は、ウラジミール・プーチン大統領に祝電を送ったと朝鮮中央通信が9日報道した。金第1書記はこの日の祝電で「ファシズム撃滅闘争で偉大な勝利が成した時から70年の歳月が流れたが、ロシア人民の英雄的偉勲は今日も輝いている」とした上で「朝ロ親善関係が両国人民の指向と念願に合うよう、新しい高みに拡大発展されると確信する」と明らかにした。
前日、ロシア側は金第1書記に行事記念メダルと証書を送った。8日に平壌(ピョンヤン)で開かれたメダル伝達式では、アレクサンドル・マチェゴラ駐北朝鮮ロシア大使が北側ヤン・ヒョンソプ最高人民会議常任委副委員長にメダルを伝達した。金第1書記は先月30日、ロシア側に不参加を通知した。
韓国語原文入力:2015-05-10 22:18