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文在寅新政治民主連合代表、天安艦沈没を「北朝鮮の仕業」と初めて言及

登録:2015-03-25 23:49 修正:2015-03-26 07:59
海兵隊訪問、与党の「安保無能」批判
文在寅新政治民主連合代表(右)が25日午前、京畿道金浦海兵隊第2師団第3165部隊を訪問し、装甲車に乗ったまま親指を立てている。金浦/キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞

 「北潜水艇が打撃後復帰…探知できず」
 保守・中道層に向け“右向け右”の歩み
 新政治 「政府発表通り言ったまで」

 天安艦事件5周忌を翌日に控えた25日、文在寅(ムン・ジェイン)新政治民主連合代表が天安艦事件について「爆沈」と「北朝鮮潜水艇による打撃」だと明示的に言及した。文代表と同連合が2012年の大統領選挙当時、天安艦事件を「沈没」と規定したことはあるが、「北朝鮮からの攻撃」と明示的に言及したのは今回が初めてだ。党代表就任後、「経済政党、安保政党」などを掲げた“右向け右”の歩みの一環として保守・中道層にアピールする一方、セヌリ党の“従北攻勢”に対する先制対応の性格が強い、意図された発言とみられる。

 文代表はこの日、4・29再補欠選挙が行われる仁川(インチョン)江華(カンファ)・西区乙選挙区で最高委員会の会議を開き、「天安艦爆沈事件自体が、セヌリ党政権の安全保障無能の産物」とし「にもかかわらず、セヌリ党は安全保障を立て直す反省のきっかけにするどころか、従北攻勢の口実にして選挙で有利に利用しようとするだけだ。セヌリ党は天安艦の将兵たちの英霊の前で恥を知るべきだ」と政府とセヌリ党に照準を合わせた。政府とセヌリ党の「経済無能」に対する攻撃に続き、天安艦事件5年を迎え、「安保無能」を浮き彫りにしようとする意図が見てとれる。

 続いて文代表は海兵隊第2師団を訪問し、軍関係者から部隊の現状について報告を受けた席で、「天安艦爆沈時、北朝鮮潜水艇がまんまと侵入し、天安艦を打撃してから北朝鮮に復帰したが、これを探知できなかった。今はどのように備えているのか」という質問をしたと、キム・ヨンロク同連合主席報道官が伝えた。

 文代表はこの日、最高委員会で李明博(イ・ミョンバク)政権とセヌリ党を批判しながらも、「南北平和と信頼を壊すいかなる軍事的脅威と挑発も、決して容認できないことを北朝鮮に警告する」と北朝鮮を狙って声を高める場面もあった。

 これに対して、同連合の主要幹部は「北朝鮮潜水艦の仕業だと断定的に述べたというよりは『政府の発表通り、北朝鮮の潜水艦がやってきて攻撃したのなら、安全保障に穴があいたものなので、これに対してしっかり備えているのか』という趣旨の発言だった」と鎮火に出た。文代表と党の立場には大きな変化はないということだ。

 しかし、この日の発言は、与党の“従北攻勢”に対抗して、先制的に対応するという文代表と党の判断が反映されたものと解釈される。 「北の仕業だと規定するのに消極的である」というセヌリ党と保守層の持続的な攻撃について議論の火種を残さないという意図だ。同連合のもう1人の幹部は「与党や保守層の攻撃に口実を与える必要がないと考えもある」と説明した。

 文代表の発言について大田(テジョン)市を訪問した金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表は、記者団に「それを認めるのに5年もの時間がかかったのは長すぎると思われる」という反応を見せた。

イ・スンジュン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015.03.25 20:05

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/683990.html  訳H.J

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