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盧前大統領 捜査未公開 3日後に再び流出論難

原文入力:2009-06-16午前09:56:03
現場から

キム・ナムイル記者

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盧武鉉前大統領逝去と関連して被疑事実公表論難に陥った検察が、捜査結果発表三日ぶりに再び捜査内容流出論難に陥った。‘未公開永久保存’ を検討すると言っていた盧前大統領関連陳述内容が報道されたのだ。<聯合ニュース>は15日 ‘監査機関関係者’ の話を取材し「パク・ヨンチャ前テグァン実業会長が、尋ねることもしなかったのに盧前大統領の名前を先に述べた」と報道した。これには標的捜査という政界一部の主張と相反するという説明までついた。

検察と言論の ‘連携プレー’ が悲劇を招いたと見る盧前大統領側は、これ以上我慢ならないと強く反発した。チョン・ホソン前大統領府広報首席は「検察の苦しまぎれで恥知らずな論理をなんとかして助けようとする典型的な官製記事」と批判した。こういう報道は言論界の一部での自省の動きにも逆行するとし、「悪質な言論プレイ」とも言った。彼は「パク前会長が先に述べなかったとすれば、盧前大統領に対して捜査をする意図がなかったということか」と検察に問うた。

検察は「そのような内容を確認したことがなく事実とも違う」と解明した。捜査チーム関係者は「直ちに国会の調査を受けなければならない状況で、捜査結果発表にも入れなかった内容を流す理由がない」として苦りきった。捜査結果を発表し捜査チーム全員から‘保安覚書’ を再度集めたりもしたという。

こういう報道内容を検察が組織的・意図的に流したと断定することはできない。しかし経緯がどうであれ捜査内容の源泉は結局検察だ。検察は盧前大統領に対して ‘公訴権消滅’ 決定を下しながら「パク前会長の被疑事実は認められる」として迂迴的に盧前大統領の疑惑まで断定した。永久保存される捜査記録が政権や検察の必要に応じて干し柿を抜いて食べる(蓄えをちびちびと使う例え)ように ‘永久利用’しかねないという憂慮が残る所以だ。

キム・ナムイル記者namfic@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/360532.html 訳J.S