5・18民主化運動の主要な舞台となった旧全羅南道庁前の噴水台が9月から再稼働する。
光州(クァンジュ)広域市は17日、「6億ウォンを投じて東区錦南路(クムナムノ)1街の5・18民主広場噴水台をかつての姿に補修して、昼には噴水、夜は照明を演出する」と明らかにした。市は「今月中に安全診断を済ませ、その結果に基づいて補強、放水、造景工事の設計を行う。工事は4月から始めアジア文化殿堂が開館する9月前には終える」と説明した。
この噴水台は80年5月、戒厳軍が罪なき市民に向かって集団で発砲した現場であり、これに怒った市民5万人が集まり決起大会を開いた場所だ。1971年に面積615平方メートル規模の円形施設内にモーターポンプ、水中照明灯、噴射ノズルなどが初めて設置された。 98年には5・18史跡5-2号(5・18民主広場)に指定され保存されてきた。
この噴水台は2010年アジア文化殿堂建設工事で稼動を停止した。その後5年間にわたり放置されたために、壁体と底部にひびが入り、鉄筋とコンクリートが腐食するなど安全に対する憂慮が高まった。アジア文化殿堂を建設中の文化体育観光部では、一時撤去しようと提案したが、5月団体の原形保存要求が激しくなり撤回した。光州市東区建設課コ・テヨン氏は「アジア文化殿堂の開館に合わせて噴水台と時計塔があった80年の昔の姿を蘇らせる。光州市民の義に徹する気性を象徴する公共施設物であるだけに、5月団体や人権部署と事前に協議して工事を行う」と話した。
韓国語原文入力:2015/02/17 22:05