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韓国で20代に続き30代もモバイル利用率がテレビを上回る

登録:2015-02-03 10:21 修正:2015-02-03 12:56
メディア受容調査で95.8%対92.8%

20代は2012年にすでにテレビを超える
紙媒体の新聞との結合閲読率も上がる

 30代のモバイル・インターネット利用率がテレビ利用率を初めて追い抜くなど、20代と30代はテレビよりモバイルをより利用することが明らかになった。

 2日、韓国言論振興財団が先月30日に発表した報告書「2014年メディア受容意識調査」によると、「過去1週間でテレビを利用した」という回答者は全調査対象者の94.4%に達し最も多かった。続き移動型インターネット(69.5%)、固定型インターネット(57.8%)、ソーシャルメディア(49.9%)、紙媒体の新聞(30.7%)、ラジオ(23.4%)、雑誌(5.3%)の順だった。

 ところが世代別にみると、20代と30代は過去1週間に移動型インターネットを利用した回答者がそれぞれ97.6%と95.8%に達し、テレビ利用率(86%、92.8%)を上回った。20代はすでに2012年に移動型インターネット利用率がテレビ利用率を追い越していたが、今回の調査で30代でも順位が初めて入れ替わった。

 「ニュース利用」も移動型インターネットのニュースへと移る傾向が確認された。全回答者の地上波ニュース利用率は2013年より9.1%ポイント落ち84.7%を記録した一方、移動型インターネット利用率は2013年の55.3%から59.6%に4.3%ポイント上がった。

 紙媒体の新聞閲読率は2013年の33.8%から2014年の30.7%へと下落傾向が続いた。だが、固定型や移動型インターネットなど多様な経路で新聞記事を見る“結合閲読率”は78%で2013年より1.6%ポイント上がった。20代と30代の場合、結合閲読率はそれぞれ94.3%と95%に達した。財団は「若い購読者で紙媒体新聞離脱現象が深刻化しているにもかかわらず 100人中約95人はいかなるルートであれ新聞記事を読んでいる」と説明する。

 マスコミが提供するニュースに対する信頼度を5点標準で調査した「メディア信頼度」では、全媒体平均が2013年の3.40点から2014年の3.28点に0.12点落ちた。特に地上波テレビは同期間に4.14から3.90に、全国紙は同期間3.65点から3.42点に0.24~0.23点下落し落ち幅が大きかった。

 今回の調査は韓国リサーチを通じ昨年8月28日から10月17日まで全国の満19歳以上の成人5061人を対象に行われ、95%信頼水準で標本誤差は±1.4%ポイントだ。

キム・ヒョシル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015.02.02 19:5

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/676473.html?_fr=mt5 訳Y.B

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