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大田市, 市民焼香所 費用分担 拒絶

原文入力:2009-06-07午後09:04:45
葬儀方式決定前 二日間の費用 支援拒否
“根拠なく黄色い布は葬儀用品ではない”

ソン・インゴル記者

←ノ・ムヒョン前大統領の永訣式が行われた先月29日午後7時頃、焼香所が整えられた大田市庁にかかった太極旗が弔旗ではない状態ではためいている。 大田/ソン・インゴル記者

大田市がノ・ムヒョン前大統領の国民葬期間に設置された焼香所の費用の内、一部だけを支援すると明らかにし市民団体側と摩擦を起こしている。当初、大田市に設置された盧前大統領の焼香所は市民団体が設置したものだったが、25日に国民葬が確定し公式焼香所に変わり弔問客らをむかえた。

大田地域の市民団体と民主党地区党などで構成された盧武鉉前大統領大田追慕委員会は逝去直後の先月23~24日、大田市庁と西大田市民広場など2ヶ所に整えた市民焼香所でかかった費用950万ウォンを大田市に請求したが、拒絶されたと7日明らかにした。これらが請求した費用は菊花4800輪(450万ウォン)と追慕文記録用黄色い布(354万2千ウォン)等を購入するのにかかった費用だ。

追慕委は「当初、市民団体が23日市民焼香所を用意し、25日国民葬が決定されるや大田市が公式焼香所に拡大し共同で運営した」として「葬儀期間の内、国民葬が決定された25日以後の費用だけを処理するという市の一方的態度を理解することはできない」と明らかにした。市民焼香所を合同焼香所に拡大し運営した忠南,論山市は市がすべての費用を負担したし、舒川と公州でも国民葬が確定する前に焼香所を運営した市民団体らに各々800万ウォンと1千万ウォンを支援した。

これに対して大田市は「国民葬が決定された後、行政安全部指針に従い先月25日から公式焼香所を設置し運営し、費用を25日から告別式日の29日まで支給することが妥当だと判断した」と明らかにした。市は先月25~29日の間、大田市庁南門前と西大田市民広場など2ヶ所の公式焼香所運営経費として3712万1千ウォンを使った。

←先月29日夜、大田市庁焼香所で市民らが哀悼の文が書かれた黄色い布の間で悲しみに浸ったまま盧前大統領関連映像を見ている。大田市は黄色い布は通常の葬儀用品ではなく国民葬期間に使われたとしても費用は支援できないと明らかにした。大田/ソン・インゴル記者

大田市の総務担当者は「国民葬期間でも市民団体が自発的に運営した23~24日の市民焼香所経費を支援しなければならない根拠はなく、これらが購入した黄色い布は通常的葬儀用品ではなく費用を支援しにくい」と話した。この担当者はまた「国民葬として焼香所が設置されたことはまれなことなので、民間焼香所支援根拠がなく予算も余裕がないため、このように処理した」と明らかにした。

パク・ポムゲ大田追慕委員会常任執行委員長は「大田市は逝去初日に市民が整えた焼香所を許可を受けていないとして歩道に押し出したり、永訣式の夕方には弔旗を掲げることもせず市民の抗議を受けた」として「事実上、公式焼香所として運営された市民焼香所の費用を支援できないという様子を見ると、果たして市に追慕の意志があったのか疑わしい」と話した。

大田/ソン・インゴル記者igsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/359042.html 訳J.S