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ハンナラ 火がついた刷新論…“指導部辞退” “大統領変化”

原文入力:2009-06-05午前09:31:15
研鑽会 ‘民心離反’ 収拾策 あふれる
‘民主党支持率>ハンナラ’ 世論調査発表に大きい動揺
“代表10回変わっても大統領が変わらなければ仕方ない”
“大統領府関係者発言が大統領の真意なのか” 参謀批判も

チェ・ヘジョン記者,キム・ジウン記者

←イ・ミョンバク大統領が4日龍仁市,豊徳川洞のエネルギー管理公団大会議室で開かれた非常経済対策会議に出席、会議室に入っている。 大統領府カメラマン団

4日京畿果川の中央公務員教育院で開かれたハンナラ党国会議員研鑽会の話題は反省と責任だった。盧武鉉前大統領逝去以後、広がっている ‘民心離反’ がイ・ミョンバク大統領就任1年半ぶりに迫り来る執権勢力に対する厳重な警告という危機意識の中で活路を見出すために集まった席だった。

■診断には共感

議員らは ‘反政府情緒’ の原因が現政権の偏向的で一方的な国政運営基調にあるということについては格別異見を付けなかった。総合不動産税無力化と多住宅者譲渡税重課緩和に代表される富裕層親和政策,ソウル広場閉鎖に代表される強圧的な ‘公安政局’ 造成などが国民の心を背を向けさせたという自省の声も溢れでた。特にこの日の研鑽会で民主党支持率(23%)がハンナラ党(21.1%)に先んじたという党刷新委の世論調査結果が発表され議員たちは大きく動揺する様子だった。

チョン・ヨオク議員は「現在の世論調査結果はハンナラ党が末期癌へ行く診断書を受けたもの」と嘆いた。キム・ソンシク議員は「人的刷新と同時に国政・政策基調の変化が皆必要だ」と強調した。嶺南圏一部議員を中心に世論調査は可変的なことであり、あまり綿々とする必要はないという意見も出てきたが少数だった。

■解決法はそれぞれ

しかし解決法は違った。党と政府,大統領府の刷新までは共感したが、その内容と範囲を巡っては ‘指導部辞退の後に早期全党大会’ を行おうという案と ‘大統領の変化’ が先行しなければならないという主張とに分かれた。

親イ系少壮派たちはまず指導部辞退を通じて党が先に変化する姿を見せなければなければならないと主張した。クォン・テクキ議員は「私はイ・ミョンバク政権の子分だが、その子分が刷新を持ち出した。皆が死んでしまうような更に大きな不安に追い立ててはいけないからだ。苦しいけれど、これが大統領のための忠実な気持ちだと考える」として指導部 ‘勇退’ を繰り返し主張した。

これに対して支持率下落は指導部の責任でなく、党と大統領府に対するこの間の失望がそのまま表出されたという主張が対抗した。イ・ジョンヒョク議員は「問題の本質は大統領にある。代表が十回変わっても大統領が変わらなければ効果がない」と話した。問題の本質であるイ・ミョンバク大統領の一方的な国政運営基調が変わらない状況での党指導部辞退は刷新の本質を曇らせる臨時方便というものだ。指導部辞退論を巡って ‘親イ賛成,親パク反対’ 様相が展開するやチョン・ドゥオン議員はこの日午後記者会見を自ら要望し「現体制に安住している既得権層が指導部辞退に反対している」とし、パク代表と大統領府,親パク側を一つにまとめて攻撃した。

←ハンナラ党が4日午後、果川の中央公務員教育院で国会議員研鑽会を開いている。親パク系議員に分類されるイ・ジョンヒョン議員が非公開で開かれた自由発言で熱弁を吐いている。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr

■薄い結論

結局この日の研鑽会で意見は噴出したが、刷新の行路はより一層不透明になった。刷新対象に指定された大統領府は否定的な立場で、パク・ヒテ代表も席に執着する姿であるためだ。パク代表はこの日の研鑽会が終わった後、記者らと会って「(議員らの要求は)責任論ではなく責任を負う姿を見せてくれということだった」として辞退要求を一蹴した。

刷新要求が失敗に終わる場合、党は深刻な内紛に包まれる可能性が高い。即刻指導部辞退を促した刷新特別委は、すでに指導部辞退を含んだ刷新要求が受け入れられない場合は活動を終わらせると宣言した経緯がある。キム・ソンシク議員は「指導部が勇退しなければ刷新委も解体しなければならない」として「今までは秩序ある議論だったが以後は荒々しい刷新運動になるだろう」と警告した。

■大統領府 ‘参謀’ 正面批判

前日イ大統領が「押されての刷新はしない」と話したという報道を巡って議員らがイ・ドングァン大統領府報道官を批判した。ナム・ギョンピル議員は「大統領府関係者という匿名に隠れ大統領府が党の刷新要求を握りつぶすという発言が出てきたが、これが果たして大統領の意向なのか確認しなければならない」として「特定個人が意図的に意見を外側に流す行為が問題を起こしている」とイ スポークスマンを正面からねらった。チョン・テクン議員も「公式にブリーフィングされなかった内容を言論を相手に故意に流し、自分の政治をする参謀はこの間いなかった」と批判した。これにイ スポークスマンを研鑽会に呼ぼたてようという主張が出てくるなど議員たちの反発が強くなると、アン・サンス院内代表が大統領府発言の真意を確認するとして急いで鎮火に出た。 チェ・ヘジョン,キム・ジウン記者idun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/358783.html 訳J.S