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リパート新任駐韓米大使「北朝鮮の脅威を深刻に受け止めている」

登録:2014-10-31 10:18 修正:2016-02-23 07:32

空港で韓国語で「うれしいです」
歴代最年少のオバマ最側近
「韓日の良好な関係が米国利害にも符合」

 マーク・リパート新任駐韓米大使が30日午後、韓国に赴任するため仁川(インチョン)空港を通じて入国した。リパート大使は空港に到着した後、韓国語で「アンニョンハシムニカ(こんにちは)、パンガプスンニダ(うれしいです)。 韓国にくることになりとてもうれしいと思います」と話し始めた。

 彼は空港記者会見で北朝鮮核問題に関して「北朝鮮の脅威を深刻に受け止めている」と語り「これがアラスカにあるミサイル防御(MD)迎撃体制が増強され、グアムに高高度ミサイル防御体系(サード)砲隊が配備された理由」であると明らかにした。彼は北朝鮮の核に対する米国の立場について、「完全かつ検証可能な非核化のため信じられる交渉をするというのが公式な立場」としながら「核心技術の拡散防止のために努力するだろう」と話した。

 さらに6者協議の再開については、「包括的で検証可能、復帰不可能な非核化につながるほどの信じるに足る真正性ある交渉をするのが米国がとってきいた立場」である強調した。そして、韓日関係に関しては「韓日が良好な関係を維持するのが米国の利害にも符合する」として「米大統領と国務省も両国関係ならびに3者関係においても会談を促すことを努力している」と明らかにした。

 リパート大使は41歳で歴代駐韓米大使で最年少だ。だが、バラク・オバマ大統領の最側近であるという点で重量感が大きい。リパート大使はオバマ大統領が上院議員だった時期に補佐官として従事し、オバマ政権でホワイトハウス国家安保委員会秘書室長、国防部アジア太平洋次官補、国防長官秘書室長などを歴任した。オバマ政権スタート直後、北朝鮮の核実験と南北の軍事的緊張高揚時に対北朝鮮政策に関与し、国防省で韓米の戦時作戦統制権移管再延期交渉、韓米日軍事協力などを主導した。

 リパート大使はまた、オバマ大統領の「アジア重視政策」を構想した人物であり、中国牽制のための韓米日軍事協力の必要性を強調したことがある。 リパート大使は尊敬する人物として世宗大王(セジョンデワン)をあげた。

チェ・ヒョンジュン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2014.10.30 22:23

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/662306.html 訳Y.B

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