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[単独] 米, “ICBM 確実” 言論公開 韓国政府に強力抗議

原文入力:2009-06-03午前09:14:31
“提供した写真 なぜ勝手に解釈” 不満表出
軍 専門家 ‘弔問政局転換用 薄め’ 批判

クォン・ヒョクチョル記者,イ・ジェフン記者

北韓の長距離ミサイル追加発射準備の動きと関連して、政府核心関係者が「大陸間弾道ミサイル(ICBM)が確実だ」と言論に明らかにしたことに対し、米国政府が韓国政府に強く抗議したことが2日明らかになった。これと関連して政府が盧武鉉前大統領逝去に傾いた国民の視線をそらすために敏感な情報事項をわざと言論に流したのではないかという批判が出ている。

軍に精通したある消息筋はこの日「北韓の長距離ミサイル発射準備兆候と関連し韓国政府が ‘ICBMが確実だ’ とか ‘東倉里基地に到着した’ などの敏感な軍事情報事項を言論に流したことについて米国側からクレーム(異議提議)がついた」と話した。この消息筋は「‘米国が提供した衛星写真を使ってなぜ韓国が勝手に解釈し言論に流すのか’という不満表出」と付け加えた。

彼は「最近大統領府などで弔問政局を北核政局に切り替えようとする政治的判断により北韓関連軍事情報の特殊性を無視し言論プレイをしているようで心配」と批判した。彼は「米国側から譲り受けた敏感な情報をこのような形で言論に流せば、ややもすると米国が韓国に北韓関連核心情報を提供することができなくなることもある」と心配した。

去る1日、国家情報院が異例的に国会情報委員に電話をかけ ‘北韓がキム・ジョンイル国防委員長の3男キム・ジョンウンを後継者に選定したという外交電文を海外駐在公館に下達した’ と知らせたことも政府の ‘局面転換意図’ が込められたのではないかとの指摘を受けている。国会情報委所属の民主党議員は「尋ねてもいないのに国家情報院が重要情報事項を電話で知らせてきたのは初めて」としながら「局面転換用の薄め企図ではないかという気がした」と話した。

先月27日 ‘北韓,寧辺の5メガワット廃燃料棒貯蔵庫の出入り口が4月中旬以後に何回も開放されたことが観察された’ などの具体的情報事項が韓国言論に一斉に報道されたことについても米国側が韓国政府に問題提起をしたことが分かった。

キム・ヨンチョル ハンギョレ平和研究所長は「大統領府などが対北情報を事実上リアルタイムで言論にサービスするのは最近の危機状況が北韓内部要因のためだと強調しようとする意図のため」としながら「あらゆる事を北韓要因に回せば外交の空間はなくなり政府政策の誤りと失敗にともなう責任を問う道もなくなる」と話した。

クォン・ヒョクチョル,イ・ジェフン記者nomad@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/358349.html 訳J.S