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大統領府 不快感 “なぜ内部で揺さぶるのか”

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/358138.html

原文入力:2009-06-02午前09:16:51
‘イ大統領遺憾表明’ 要求に激しい拒否感
人的刷新も背中を押されてするのは嫌

ファン・ジュンボム記者

大統領府は1日イ・ミョンバク大統領の対国民談話を要求するハンナラ党刷新特別委の主張に対して不快な反応を示した。だが野党に続き与党から提起される主張の推移を鋭意注視し解決法を苦心している雰囲気だ。

イ大統領の核心参謀は「刷新特別委の意見ということで、党で確定したのでもなく公式に私たちに伝えられたのでもない」として「今は与党内部の団結に気を遣う時であり内部で揺さぶりまくる時ではない」と話した。4月の再・補選惨敗と盧前大統領逝去,北核威嚇などで与党が危機に処しているだけに互いに力を合わせるべき時に、大統領府と党指導部を狙う党内少壮派に対する不満が込められた発言だ。この参謀は「刷新特別委の主張どおりするならば、今までの(パク・ヨンチャ関連)検察捜査も皆無視しろということではないか」として「党からそのような要求が入ってきたとしても、そのままみな受け入れる可能性は低い」と首を横に振った。

大統領府は特に盧前大統領逝去に対してイ大統領が遺憾を表明しろとの主張に極度に拒否感を見せている。大統領府関係者は「盧前大統領が逝去したが、なぜイ大統領が談話文を出せといっているのか」と反問した。牛肉ロウソクのあかり政局でイ大統領が国民の前に数回頭を下げ ‘対国民謝罪’ をした昨年の経験を繰り返さないというのが大統領府参謀たちの大まかな見解だ。

国政基調転換要求に対する拒否感も大きい。昨年から国政基調転換要求が溢れでる度に大統領府関係者たちは「公約を掲げて当選したのに皆ひっくり返すという話か」という反応を示してきた。

イ大統領はこの日放送されたラジオ演説でも盧前大統領の逝去と関連して「遺族たちに深い慰労の言葉を申し上げたい」として「もう私たち皆が悲しみを打ち破り、去られた方の意向を正しく受け継いでしていけば良い」とだけ話した。責任問題や国政基調再調整有無などに対しては全く言及しなかった。

その一方で、水面下では党内から提起される主張に自ら耳を傾けようとする雰囲気も感知される。核心関係者は「私たちが党の要求を無条件に拒否するということではない。党の意見を十分に聞いて分かっている」と話した。特に大統領府と内閣の人的刷新は大統領府も真剣に悩んでいる問題だ。6月国会を終えた後、大々的改編を断行するという観測が大統領府内外から出ている。また検察総長人事がそれに先立ち断行される可能性も議論されている。ただしこういう人的刷新が党の要求に屈服したり、大統領府が誤りを認める姿に映る方式ではなされないというのが大統領府参謀たちの言伝だ。核心関係者は「人事は大統領の固有権限だ。党要求と関係なく大統領が判断して決めるだろう」と話した。

イ大統領が盧前大統領逝去と関連して遺憾表明をするか、その方式として ‘対国民談話’ が適切なのかなどに対しても、大統領府は党内議論を鋭意注視している。大統領府関係者は「刷新特別委で提起された意見が来る4日の党議員研鑽会で最終的にどのように結論が出るのか見守らなければならない」として「党全体の公式的意見として伝えられた場合、大統領府も本格検討に入るのではないか」と話した。

ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr

原文: 訳J.S