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新政治民主連合の支持率21%に墜落…支持基盤の全羅道の民心離れが影響

登録:2014-08-08 22:27 修正:2014-08-09 09:08
先週に比べて支持率 5%下落
党創立から5か月で最低を記録
湖南(ホナム)でも12%急落し30%に
再補選惨敗・戦略不在に失望感
朴大統領・セヌリ党は小幅に上昇
パク・ヨンソン新政治民主連合国民共感革新委員長(左)が8日午前、国会で開かれた院内対策会議でウ・ユングン政策委議長(中)、キム・ヒョンミ戦略広報本部長らと共に参席者の発言を聴いている。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr

 新政治民主連合の政党支持率が、安哲秀(アン・チョルス)議員との統合以前である民主党時期の水準に急落した。 伝統的な票田である湖南での支持率が今年に入って最低水準である30%台に墜落したためだ。 7・30再補欠選挙での惨敗以後、キム・ハンギル、安哲秀 両共同代表の辞退、パク・ヨンソン非常対策委員会体制スタートなど、はっきりしない雰囲気が反映された結果という分析が出ている。

 世論調査専門機関である「韓国ギャラップ」が5~7日に調査して8日に発表した週間世論調査結果を見ると、新政治民主連合の支持率は21%で、前週に比べて5%下落したことが分かった。 これは今年3月、新政治民主連合の創党以後に実施された韓国ギャラップの調査の中で最低値であり、創党前の民主党支持率と同等の水準だ。

 特に新政治民主連合の核心支持層である湖南地域での民心変化が目立った。 光州(クァンジュ)と全羅南北道地域の回答者のうち、新政治民主連合に対する支持率は30%に過ぎなかった。前週の42%から一気に12%も急落した。「支持政党なし」など、意見を留保した回答者は43%で前週より11%増加した。

 新政治民主連合の支持率が急落した原因は、戦略不在にともなう7・30再補欠選挙惨敗と失望感のためという分析が出ている。 ホ・ジンジェ韓国ギャラップ理事は「選挙の翌日にキム・ハンギル、安哲秀 両共同代表が辞退したのに続き、ソン・ハクキュ常任顧問までが政界引退を宣言し、パク・ヨンソン非常対策委体制のスタートなどで党が混乱したことが影響を及ぼしたものと見られる」と分析した。 ここにセウォル号特別法交渉の妥結にともなう新政治民主連合に対する否定的世論が加勢すれば、追加の下落も予想される。 ギャラップ関係者は「セウォル号交渉の妥結の影響は来週の調査に主に反映されるだろう」と話した。

 反面、今回の補欠選で完勝したセヌリ党に対する支持率は前週より3%上昇した45%を記録した。 セヌリ党の支持率は朴槿恵(パク・クネ)大統領就任以来の最低水準に留まった大統領支持率まで引き上げ、そろって上昇した。 朴大統領の支持率は、28師団ユン一等兵事件で軍隊内苛酷行為の波紋が広がる中でも前週より何と6%上昇した46%を記録し、肯定評価が否定評価(43%)を2か月ぶりに上回った。

 一方、回答者は補欠選当選者の中で国会活動が最も期待される人物として、地域主義の壁を破ったセヌリ党イ・ジョンヒョン議員を、最も残念な落選者としては、政界引退を宣言した新政治民主連合のソン・ハクキュ常任顧問を選んだ。

 今回の調査は携帯電話で無作為抽出を通じた電話調査員によるインタビュー方式でなされ、標本誤差は95%信頼水準に±3.1%、応答率は15%であった。

キム・ギョンウク記者 dash@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/650398.html 韓国語原文入力:2014/08/08 20:39
訳J.S(1521字)

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