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“彼が受けた恥辱を考えれば私でもそうした”

原文入力:2009-05-28午後07:31:36
ソウル駅広場訪ねたDJ 激昂
“市庁前塞いで私の追悼辞もやめさせ
民主主義も南北関係もとてつもなく後退”
MB 国政運営・検察捜査 強く批判

ソン・ホジン記者,イユ・チュヒョン記者,イ・ジョンチャン記者

←金大中前大統領が28日午前、ソウル駅広場に用意された故ノ・ムヒョン前大統領の焼香所を訪ねた。 イ・ジョンチャン選任記者rhee@hani.co.kr

28日金大中前大統領は車椅子から下り片手で杖をついたまま菊の花をノ・ムヒョン前大統領の遺影の前に置いた。金前大統領は政・財界人が訪ねるソウル歴史博物館室内焼香所ではなく市民が駆せ参じるソウル駅広場焼香所を選んだ。彼は弔問を終えた後「世の中というのは曇る日もあれば明るい日もあるから耐えるべきで、勇敢な人が耐えられなければどうすればよいのかとの心情もあった」として「しかし盧前大統領が受けた恥辱・挫折・悲しみを考えれば、私でもそのような決断をしただろう」と話した。彼は「盧前大統領が亡くなった後、私の半分が崩れ去ったといったのは口先だけの言葉ではない」として悲しみにぬれた心境を表わした。

金前大統領は弔問直後、葬主の役割をしている民主党指導部などと懇談会も持った。言いたかった話がもっとあったのだ。金前大統領側近は「とても腹を立てられたようだ」と話した。金前大統領は「見て下さい。市庁前で焼香することさえ(政府が)阻んでいる」として「私が告別式(29日)で追悼辞をすることにしたが、それも政府が反対した」と激昂した声で話した。金前大統領は国民葬共同葬儀委員長である盧前大統領側ハン・ミョンスク前総理の提案を受け入れ当初には追悼辞をすることにしていた。「盧前大統領が金前大統領の民主主義発展と韓半島平和政策を継承したし、2人の前職大統領が永らく民主化運動を共にしたので故人にも意味がある」という盧前大統領側趣旨を快く受け入れたのだ。しかしこれは告別式に参加する前職大統領たちとの公平性に問題があるとして政府が強力に反対し失敗に終わった。

←故ノ・ムヒョン前大統領を追慕して市民たちが直接折った折鶴の間に28日午前、ソウル,中区 貞洞,徳寿宮焼香所に弔問しに来た市民たちの姿が見えている。 キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

金前大統領は腹を括ったようにイ・ミョンバク政府の国政運営も強く叱責した。彼は「民主主義がとてつもなく後退していて、貧富格差が強化され、国民が困難の中で生きていて、南北関係が超緊張状態にある」として「国民は対応できずに誰を頼ればいいかも分からない状況で、頼った1人であるノ・ムヒョン前大統領が逝去するや悲しんで哀悼している」と話した。彼はまた「盧前大統領と夫人,息子,娘,一家親戚,知り合いに対して総ざらい式に調査した」として「前職大統領を召還した後、20日が過ぎても証拠を工面できないのが話になるか」として検察捜査の問題点も指摘した。金前大統領は「民主主義,良い経済,南北関係和解など盧前大統領が推進した政策に歩調をそろえて国民も進まなければならないだろう」と話した。

ソン・ホジン,イユ・チュヒョン記者dmzsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/357498.html 訳J.S