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警察 ‘ロウソクのあかりノイローゼ’…5才児にも “消せ”

原文入力:2009-05-28午前01:22:14
弔問終えて帰宅した女子高生 ろうそく取り上げも
市民たち抗議に “法的根拠 後で話す”

パク・スジン記者,イ・ワン記者

←`盧武鉉前大統領市民追慕委員会‘代表らが27日午前、ソウル市庁でオ・セフン ソウル市長とソウル市庁広場開放有無に関連して面談をした後、結果を取材陣に説明している。パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

盧武鉉前大統領逝去で国民葬が行われており政府が直接焼香所を用意しているというのに唯一警察が ‘ロウソクのあかり’ に敏感な反応を示している。焼香所周辺ですでにロウソクのあかりがあふれている状況なのにここから少しだけ離れればロウソクのあかりを奪うことまで行っている。

26日夜9時20分頃、ソウル徳寿宮大漢門前の市民焼香所周辺では献花を終え帰宅した市民たちと戦闘警察が衝突する事態が起きた。焼香所から100~200m離れた光化門の東和免税店前で弔問を終えた母親の手を握りながら歩いていた5才余りの子供がロウソクのあかりを持っていて警察は子供に ‘ロウソクのあかりを消せ’ と言った。子供が消さないので警察は直接ロウソクのあかりを消した。

警察はまた制服を着た女子高生からロウソクのあかりを奪うこともした。焼香所前と追慕行列が数百メートルの列をなしている徳寿宮石垣道側のロウソクのあかりは許しながらも、ここを少しでも離れれば1~2ヶのロウソクのあかりすら禁止しているということだ。

ロウソクのあかりを奪われたカン・某(17)さんは「弔問を終え家に帰る道なのにろうそくを持っていると奪っていった」として「2人でもなく1人がロウソクのあかりを持っていても問題になるとはあきれてしまう」と話した。

当時こういう様子を見ていた市民50人余りは ‘なぜ大漢門の前ではロウソクのあかりをつけてもかまわず、ここでは駄目なのか’ として警察に理由を問い詰めた。これに対して警察は「公務遂行中」としつつ「法的根拠は後ほど話す」と明らかにした。

一方、警察は世論の叱責を受け一歩遅れて大漢門市民焼香所前の車壁にしていた警察バス10台余りを片づけたが、ソウル広場と焼香所追慕行列の終端には相変らず警察バスを止めておき批判をかっている。会社員チェ・某(46)氏は27日「光化門側から歩いてきたがそちら側にはまだ警察バスがぎっしりと止まっている」として「眼につくところだけ警察バスを片付け、相変らずあちこちに警察バスを止めたまま威圧的雰囲気を作っている」と批判した。

パク・ジン茶山人権センター常任活動家は「警察は公務を執行する過程ですべての行為を法的根拠を持ってしなければならない」として「弔問やロウソクのあかりをつけて歩いていくのを制止するのは集会および示威に関する法律はもちろん警察官職務執行法にも根拠を探すことはできない越権行為」と話した。

パク・スジン,イ・ワン記者jin21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/357284.html 訳J.S