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ニュータウン 公務員夫人が 100億台の ‘不審な投資’

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/356952.html

原文入力:2009-05-25午後11:31:16
候補地発表前 建設会社交えて昌信・崇仁地区5棟買い入れ
親戚2人も数十億の根抵当…夫 “知らない内容”

ホン・ソクチェ記者

ソウル市ニュータウン開発事業を担当した6級公務員の夫人がある建設会社とともに‘3次ニュータウン開発候補地’発表前に当該地域の土地と建物を集中的に買いとった事実があらわれた。投資規模は正確に分からないが、これらが買い入れ過程で銀行と個人から借りた資金だけで158億ウォンにもなった。夫の公務員は「妻が資金圧迫のために資金を少し借りたとのことだが他は知らない」として ‘開発情報事前漏出’ 疑惑を否認した。

25日<ハンギョレ>の取材の結果、ソウル市,中区のある法務士事務長のO(45・女)市はB総合開発建設会社とともに2003年夏から1年6ヶ月余りにわたりソウル市,鍾路区 ‘昌信・崇仁地区’ の建物5棟を集中的に買い入れた。この期間はイ・ミョンバク当時ソウル市長が ‘3次ニュータウン開発候補地選定’ と関連する言及を相次いで出した時期だった。

O氏は2003年7月昌信洞の地上5階商業用建物一棟を他の人と共同で買いとり、B社は2004年9月から2005年1月の間に4棟を相次いで買い入れた。O氏はB社が買い入れた建物と関連して数億ウォン台の債務・債権関係で複雑に絡まっている。特にこの日現在、O氏の登記簿謄本住所とB社の法人登記上住所は ‘ソウル,東大門区,里門洞○○○番地’ で同一だ。またB社所有の建物4棟の内、3棟にはO氏の夫の公務員H氏の兄など親戚2人の名前で35億ウォンに達する根抵当権が設定されている。

O氏とB社が建物の買い入れを終えた2005年1月から7ヶ月後、ソウル市はこの地域をニュータウン開発3次候補地11ヶ所の一つに選定し発表した。以後この地域は地下鉄9号線開通まで予定され、不動産価格が急騰した。O氏はこれに対して「私がB社側に金を貸したり保証人になったが、ニュータウンと指定される前に ‘良くなりそうだ’ と予想して買ったもので一点の恥ずかしいこともない」として「はるかに多くの資金を投資した業者もいる」と話した。

こういう状況でO氏の夫H氏は3次ニュータウン候補地発表5ヶ月前の2005年4月、ソウル市均衡発展本部ニュータウン部署に席を移した。以前はソウル,江北地域の区庁住宅課で長い間勤めてきただけに夫人の ‘毛抜き式建物買い入れ’ に一定の役割を果たしたのではないかという疑惑が起きている。彼は昨年4月ソウル市議会事務局側に席を移した。‘昌信・崇仁洞ニュータウン反対非常対策委員会’ 側は「昌信地区は予定容積率が1000%に達し天文学的収益が予想される所」として「H氏が妻だけでなく親戚など特定人にも投資恩恵を与えようと関与したという疑惑がある」と主張した。

これに対してH氏は「ニュータウンの話が出る前から妻がそちら側に建物を持ち賃貸事業をしていた」として「私は一生公務員生活だけ熱心にしてきて妻が何をしているのかよく知らない」と話した。3次ニュータウン開発候補地11ヶ所の中で10ヶ所はすでに再開発事業が始まり、昌信・崇仁地区も住民公聴会まで終えた状態だ。

ホン・ソクチェ記者forchis@hani.co.kr

原文: 訳J.S