「議員買収工作 イ・ビョンギ国家情報院長候補者がさらに大問題」
[人事不良検証 後暴風]‘議員買収’１千万ウォンの罰金を宣告され
安哲秀(アン・チョルス)「あらゆる政治工作連座者に
国家情報院の積弊解消を任せるというのか」
野党議員「想像を超越した事をしかねない」
パク・ヨンソン新政治連合院内代表、聴聞会準備を指示
ムン・チャングク国務総理候補者が辞退の岐路に立たされ、この間ムン候補者の陰にかくれて表面に出てこなかったイ・ビョンギ国家情報院長候補者の問題点に注目が集まり始めた。
安哲秀(アン・チョルス)新政治民主連合共同代表は18日、最高委員会で「ムン候補者も問題だが、イ・ビョンギ候補者がさらに深刻な問題かもしれない」として「イ候補者は‘北風事件’(1997年の安全企画部による大統領選挙介入事件)でも、トラックで財閥から不法政治資金を受け取った‘車単位の不法政治資金取り引き事件’等、あらゆる政治工作の醜聞とかかわっている。 彼を(候補者として)出すことが国家情報院の積弊を解消するという大統領の答か」と話した。 パク・ヨンソン新政治民主連合院内代表は最近シン・ギョンミン議員を幹事にする情報委員会野党推薦持分の人選を終えて、各議員に人事聴聞会の準備を指示した。
野党がイ候補者に対して最も問題視している点は、2002年の大統領選挙当時にハンナラ党(現セヌリ党)イ・フェチャン大統領候補の政治特別補佐官としてイ・インジェ議員を対象に‘政治資金配達責任者’の役割をして懐柔工作を行った点だ。 イ候補者はこれと関連して政治資金法違反で罰金1000万ウォンの刑を宣告されもした。 当時イ候補者に対する起訴状を見れば、彼は2002年に新千年民主党大統領候補競選で敗れた後に離党を考えていたイ・インジェ議員がイ・フェチャン候補支持の可能性を示し、イ議員の公報特別補佐官だったキム・ユンス氏に「イ議員がイ・フェチャン候補の応援遊説をする際に必要な経費として使ってくれ」と頼んで現金5億ウォンを渡した。 情報委員として資金を配分されたキム・グァンジン議員は<ハンギョレ>との通話で「イ候補者はウォン・セフン、ナム・ジェジュン前院長よりも更に深刻な政治工作経歴がある。 前任者の想像を超越した事をしかねない」と話した。
イ候補者はまた1997年、大統領選挙を控えて当時国家安全企画部が主導した‘北風工作’にかかわったという疑いも受けている。 彼は当時安全企画部2次長(海外担当)として北風実務を務めたイ・テソン海外調査室長の直属関係にあった。 彼は98年、北風捜査の時に調査を受けたが起訴されてはいない。
この他にもイ候補者が99年に購入したソウル道谷洞(トゴクトン)のタワーパレス購買の経緯も釈然としない。 イ候補者は安全企画部2次長を退職する直前の98年に7億3千万ウォン余の財産を申告したが、翌年の99年には10億ウォンのタワーパレス アパートを購入した。 そして去る3月に官報に公開されたイ候補者の財産は26億1640万ウォンに達している。
イユ・チュヒョン、キム・ウォンチョル記者 edigna＠hani.co.kr
訳J.S(1501字)
