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【6・4民心・話題の当選者】イ・チョンヨン仁川教育長「市民と円卓討論で疎通を」

登録:2014-06-10 06:35 修正:2014-06-10 07:26
イ・チョンヨン仁川教育長。写真、連合ニュース

「古い教育、腐敗した教育を克服し、仁川(インチョン)の教育の変化を命令した市民の力が勝ったのだと思います。」

 イ・チョンヨン(写真)仁川市教育長当選者は「市民の側に立つ最初の仁川教育長になります」と当選の所感を明らかにした。イ当選者は今回の地方選挙で当選した13人の進歩教育長の1人だ。

 彼は「今まで特定の学脈、人脈、地縁が教育庁を牛耳って、特定の利害関係を持った集団が、仁川教育を揺さぶっていたが、これからは教師と父母、生徒はもちろん、教育公務員と学校の非正規労働者、教育市民団体、市民社会と共にする教育長になる」と誓った。定期的に円卓討論の場を作って仁川市民と対話するという約束もした。

 イ当選者は全国で下位圏にある仁川の生徒たちの学力向上策として、一般高校の正常化、創意力と共感能力を育てる授業革新、革新学校と革新地区の指定等を提示した。中学校の無償給食全面実施と高校の授業料段階的免除なども主要公約として掲げた。

 忠南洪城(チュンナム・ホンソン)出身のイ当選者は、京仁(キョンイン)教育大学を卒業して1976年、京畿道漣川(ヨンチョン)初等学校で初めて教鞭を執った。教師たちが集いを持つことすらできない教育の現実を見て、「学校現場を変えるには、教師自ら立ち上がらなければならない」という考えから1989年に設立された全国教職員労働組合に参加し、解職されて4年7ヵ月の間“街頭の教師”として過ごし、2001年には全教組仁川支部長を務めた。 2010年の仁川市教育長選挙では、ナ・グンヒョン現教育長に0.3%の差で惜敗した。

仁川/キム・ヨンファン記者 ywkim@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/641042.html 韓国語原文入力:2014/06/05 22:23
訳A.K(854字)

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