6・4地方選挙当選者の内35.9%に前科があると集計された。 中央選挙管理員会が6日集計した当選者統計資料を見れば、地方選挙当選者3952人の内、1418人が1回以上犯罪を犯し前科があった。 2010年地方選挙当時の前科がある当選者399人に比べて3.5倍に増えた。
<ハンギョレ>が分析した結果では、地方選挙候補登録者の内1件以上の前科を保有した候補は3547人(5月30日基準)だった。 すなわち出馬した候補の約39.9%が当選したわけだ。
前科3犯以上の経歴を持つ候補も260人に達した。前科5件以上も47人に達し、9件の前科を持つ候補も4人が当選した。
前科を5件以上を持つ当選者は主に区・市・郡の基礎議員だった。 慶南(キョンナム)固城(コソン)郡議会議員候補として出馬したセヌリ党ファン・ボギル(52)候補は廃棄物管理法、道路交通法(飲酒運転)、開港秩序法違反などで9件の前科を記録したが、得票率2位(18.6%)で当選した。 全南(チョンナム)谷城郡(コクソングン)議会議員に当選した新政治民主連合のイ・ククソプ(51)当選者も、選挙法違反などの前科が5件あった。
兵役未了者も411人が当選した。 2010年の地方選挙で当選した兵役未了者437人より26人減った数値だ。
今回の地方選挙で2010年選挙の時より前科を持つ当選者が増えたのは、セウォル号惨事で有権者が選挙に対する関心が大幅に減り、争点のない選挙が進行された結果、候補者の公約と資質に対する検証過程が多少不足したためと解説される。 新政治民主連合が基礎選挙無公認方針を撤回して、一歩遅れて公認作業を進めたため候補者に十分な検証をする時間が不足したことも背景に挙げられる。
一方、今回の地方選挙では2票差できわどく勝利した当選者もいた。 カン・クドク セヌリ党ソウル市会議員当選者(衿川区(クムチョング)第2選挙区)は、競争候補をわずか2票差で抜いて勝利した。 単独出馬して無投票で当選した候補も地方自治体長4人、広域議員53人、基礎議員66人、基礎比例議員72人など計196人いた。
イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr