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警察, 大学生団体にも 大量召喚状 ‘批判の芽を摘む’

原文入力:2009-05-22午後09:15:22
対策委 “80~90年代式 公安弾圧 復活” 反発
16人逮捕令状推定…“標的捜査で萎縮を狙う”

←22日午後、仁川,富平駅広場で民主労総仁川地域労働者たちが ‘故パク・ジョンテ烈士 精神継承及び労働基本権争取などのための決議大会‘を開くや、警察が無線で兵力配置をしている。仁川/イ・ジョンチャン選任記者

警察が ‘集会および示威に関する法律’(集示法)の厳正な適用を理由に政府を批判する大小の集会を事実上不許可にしているなかで、大学生運動団体の幹部と会員たちに対する大規模召還および逮捕令状発給がなされていることが確認された。

8ヶ大学生団体が結成した ‘公安弾圧大学生対策委員会’(以下対策委)は、22日「集示法違反疑惑で現在までに大学生団体会員32人に召喚状が飛んできた」として「この内、チョン・テホ高麗大総学生会長など16人には逮捕令状までが発給されたと把握している」と明らかにした。 対策委は大学生たちに召喚状が発給され始めるや、これに対応しようと大学生人間連帯,大学生タ・ハムケ,韓国大学生連合,民主労働党学生委員会などが去る3月末に結成した。

←全国金属労組GM大宇自動車非正規職支会シン・ヒョンチャン組織局長が去る20日ソウル,汝矣島の国会前で模型首枷をかけられたまま非正規職法改悪中断を要求する断食座り込みを行っている。警察は‘嫌悪物さ’という理由でこの枷を押収した。 キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

キム・ミンソク(27・中央大哲学科4)ソウル地域大学生連合政策局長は「昨年末まで何回も集会に参加したが別に問題がなかったが、去る3月に ‘専門デモ屋’ を捕まえるという話が出た後からは雰囲気が完全に変わった」として「以前には韓国大学総学生会連合(韓総連)議長程度だけを利敵団体などの疑惑で逮捕令状の発給がなされていたが、今年3月末から短期間にこのように召喚状が集中したことは前例がない」と話した。

会員7人に召喚状が発給された ‘大学生タ・ハムケ’ のソン・ジヒョン(23・梨花女子大政治外交学科4)氏は「召喚状が3次以上発給されたチョン・テホ高麗大総学生会長,チン・スンモ民主労働党学生委員会委員長などは、この間大学生らの声を代表して政府政策を批判してきた人々」として「このような形ならば今後、社会問題に関心があった大学生たちが集会に出てくるのは難しいだろう」と話した。

対策委側はこれら召還対象者の中で3次召喚状まで受けたのに警察に出席しなかった場合、逮捕令状が発給されるようになったと把握している。警察は「3次召還にも応じない場合、逮捕令状を発行するなど不利益がありえる」と何回も警告したと伝えられた。

対策委は「警察の召喚状乱発は政府を批判する学生会と各種大学生団体の主要幹部を拘束し活動を萎縮させようとする標的捜査」として「1980~90年代式公安弾圧が再び生き返っている」と批判した。対策委は警察の出席要求に応じない方針だと明らかにした。

パク・ジン タサン人権センター常任活動家は「集会に参加したという理由で召喚状を発行するのは大学生の政治的発言を遮断しようとする措置」と指摘した。

これに対してイ・ドンファン ソウル警察庁特別捜査本部広報官は「集会で問題になる行動をした集示法違反者だから出席を要求するのであって、大学生運動団体を特別に念頭に置いたものではない」と話した。

キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/356324.html 訳J.S