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[6・4地方選挙] チョン・モンジュン、ネガティブ…またネガティブ…セヌリ、党全体がネガティブ加勢

登録:2014-05-27 20:38 修正:2014-05-28 07:04
パク・ウォンスン、「いちいち対応しない」
ソウル市長選挙、セヌリ党チョン・モンジュン候補(左)と新政治民主連合パク・ウォンスン候補

 6・4地方選挙を1週間後に控えた中で、最大関心地域であるソウル市の市長選挙がネガティブ攻防で混濁している。 チョン・モンジュン セヌリ党候補は、世論調査で劣勢を見せるや新政治民主連合パク・ウォンスン候補に対するネガティブ攻勢をますます強化している。 チョン候補はセヌリ党候補競選でキム・ファンシク候補側から激しいネガティブ攻勢に苦しめられた経緯があり、最近のパク候補に向けたネガティブ攻勢はアイロニーのように見える。

 27日にはチョン候補のネガティブ戦に党全体が力を加えた。 セヌリ党中央選挙対策委員会会議でチェ・ギョンファン共同選対委員長は「選挙の時は(有権者が)配偶者を見て票を入れるケースも多い」として「(新政治連合)パク・ウォンスン候補の夫人はおられるのか」と問い詰めた。 チョン候補側が24日から提起してきた‘パク・ウォンスン夫人潜伏説’に加勢したわけだ。

 チョン候補側はこの日も論評して「パク候補者の配偶者であるカン・ナンヒ女史名義で今年9月に満期が到来する個人債務が4億7千万ウォン余りある。 この債務がどんな性格なのか問いたい」として公式説明を要求した。 パク候補側は人格攻撃性の疑惑提起にはいちいち対応しないとし、別に論評しなかった。

 セヌリ党はチョン候補側が持ち出した‘高価農薬給食’の主張も反復した。 チョン候補は前日開かれた‘ソウル市長候補討論会’で「ソウル市の親環境無償給食の食材に残留農薬が含まれていたし、価格が高いという監査院の発表が出てきた」として、パク候補を責め立てた。 チョン候補側のイ・ノグン議員は選対委会議で「(パク市長と親環境給食センター間の)癒着が強いので検察捜査、国政調査もしなければならない」と話した。 パク・テチュル選対委スポークスマンとイ・ジャンウ院内スポークスマンもこの日相次いで記者会見を行い、パク候補の謝罪を要求した。

 この攻撃に対しては、パク候補側が積極的に反撃に出た。 選挙キャンプのスポークスマンであるチン・ソンジュン議員はこの日記者会見を行って「セヌリ党が引用した監査院報告書は、農食品部傘下の国立農産物品質管理院が出荷農産物から農薬が検出された非適格納品業者をソウル市親環境流通センターに通知しなかったという事実を指摘したもの」とし「農薬残留農産物が学校給食に供給される可能性はない」と説明した。

 理念攻勢も相変わらずだ。 チョン候補は去る26日「パク市長在任時期の3年間、北朝鮮に追従する従北左派など特定政治指向団体にソウル市予算を少なくとも138億ウォン支援したという報道が出てきた」として、パク候補の説明と謝罪を要求した。

 パク候補側のキ・ドンミン前ソウル市政務副市長は「チョン候補が自身の長所を生かせるキャンペーンができないため、家族と候補者個人の失敗が相次いだ結果、ネガティブ選挙戦に没頭している」と批判した。 しかし、これに対してチョン候補側のイ・スヒ スポークスマンは「すべての有権者が心配していて、検証しなければならない懸案に対する合理的な問題提起」として「パク候補が明確に理由を明らかにしないために、かえって論議を大きくしている」と攻撃した。

ソ・ボミ、イ・セヨン記者 spring@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/639291.html 韓国語原文入力:2014/05/27 17:54
訳J.S(1565字)

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