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‘韓芸総=左派講習所’, 保守ら ‘緋文字’ 烙印

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/356037.html

原文入力:2009-05-21午前09:04:56
保守団体 ‘韓芸総たたき’ 先鋒
文化部予算中断・監査後に
“学習権侵害” 集団反発の動き

ノ・ヒョンソク記者

韓国芸術総合学校(韓芸総)を巡る ‘アカ色論争攻防’ が広がっている。
ファン・ジウ総長が19日辞退したが韓芸総のアイデンティティを巡る論争はこれから本格化する動きだ。論議はファン総長と進歩指向教授たちが最近推進してきた学際間教育過程改編作業などに対して文化界保守人士が ‘左派講習所作り’ 等と集中攻撃してから始まった。続けて文化部までが予算支援中断と標的性監査で争いを大きくしている。

今回の監査の主な焦点はファン総長の個人的問題より ‘制度改善という名前でなされた学事組織改編ないしリモデリング’ に置かれているという分析だ。ファン総長は「12件の注意,改善,懲戒処分が要求された監査文書の中で芸術-科学技術融合教育者U-AT(ユビキタス-アート テクノロジー)統合教育と理論科の縮小・廃止,叙事創作科廃止など相当部分が大学教育の自律性と教権に対する侵害素地があるように見える」と指摘した。

最も論議になった部分はファン総長とシム・グァンヒョン映像院教授の主導で未来教育準備団を構成し、2008年3月から推進してきたU-AT統合教育課程などの協同教育課程と理論専攻学科の拡充だ。統合教育の場合、多様な芸術ジャンルと人文学,ニューメディア科学技術などが互いに疎通する学際間融合教育を通じて全人的芸術家を養成しようとの趣旨を目標にしたが、昨年ユ・インチョン文化体育観光部長官はこの課程が芸術実技専門家養成という学校の趣旨に外れるとし中断指示を与えた。また今年、文化部が予算を全額削減し学校側は期成会費から関連費用を賄って関連課程を進行してきた。ピョン・ヒジェ,チョン・ジンス氏など文化界保守人士と保守インターネット媒体らはこの統合教育こそ左派勢力らの席を作ろうとする口実だとして集中的に攻撃してきた。<週刊メディアウォッチ>などの保守媒体が去る3月、昨年予算30億ウォン余りが投入された統合教育事業の不実疑惑と進歩論客のチン・ジュングォン中央大兼任教授の講義料特恵疑惑などを相次いで提起したのもこういう脈絡に見える。ファン総長の重懲戒方針は昨年からユ長官が中断を指示した統合教育を継続推進してきたことに対する不敬罪も作用したとのことが支配的見解だ。ファン総長も退陣声明で「今回の監査が退陣より学校作り直しを狙ったもの」とし「繊細な芸術教育分野の教育プログラムに官僚が手を加えることにより派生するバンダリズムが恐ろしい」と憂慮した。

文化部と文化界保守指向団体とインターネット媒体らは韓芸総改革を名分に一糸不乱な歩みを見せている。文化未来フォーラム(代表チョン・ジンス成均館大教授)は昨年9月シンポジウムを開き、専門芸術家養成という設立趣旨から抜け出した韓芸総の組織縮小と構造改革を要求し去る3月<独立新聞>などのインターネット媒体などで統合事業に対して集中的に疑惑を提起し、そのような内容が監査の指摘事項でそっくり繰返された。

一方、韓芸総側は19日緊急院長会議を開き対応チームを設け、公式異議申し立て手続きに入ることにした。また22日に教授会議を控えて教授協議会も学習権と教権を侵害する監査結果に反対するという声明を出し、学生たちも理論専攻を中心に集団対応する動きを見せている。これに対して保守系列の文化未来フォーラムも来る27日、文化法改正方案シンポジウムを開き韓芸総改革方案を要求する予定であり、韓芸総のアイデンティティを巡る論争はより一層深まるものと見られる。 ノ・ヒョンソク記者nuge@hani.co.kr

原文: 訳J.S