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[単独]環境部 “京仁運河 仁川ターミナル 再検討しなければ”

https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/356038.html

原文入力:2009-05-21午前07:31:41
“海洋生態系 き損憂慮”

ファン・チュンファ記者,キム・ジョンス記者

環境部が京仁運河の拠点である仁川ターミナル建設計画と関連して、海洋生態系き損の可能性と干潟保護を前面に出して再検討しなければならないという意見を出した。金浦ターミナル建設も法廷保護鳥類の棲息環境き損と漢江河口生態系に及ぼす影響を考慮し、事業規模の縮小を検討しなければなければならないと明らかにした。

国会環境労働委員会ホン・ヒドク議員(民主労働党)は環境部から受け た ‘京仁運河(ターミナルおよび港湾)事前環境性検討協議意見’ 報告書を20日公開した。報告書で環境部は仁川ターミナルおよび埠頭施設が海洋生態系と周辺環境に及ぼす影響を最小化する方案を講じなければなければならないと強調した。特に共有水面(海面)埋めたてに対しては「干潟保護と海洋生態系への影響最小化などのために埋めたて計画を再検討しなければならない」として「仁川ターミナルと港湾規模の適正性を再検討する必要があり、コンテナ埠頭の仁川新港設置方案を検討する必要がある」と明らかにした。これはコンテナ埠頭を仁川,松島に作る新港に移す方案を考慮しろということで、この間政府が主張してきた京仁運河仁川港代替効果を否認するものだ。これに対して環境部関係者は「環境的判断では干潟埋めたてをしない方が良く、やむを得ずするならば最小化しなければならないという意見を報告書に入れた」と話した。環境部の意見どおり仁川ターミナルの規模を当初計画より減らすことになれば、物流も減り京仁運河の経済的妥当性はより一層弱まる。

報告書は京仁運河のまた別の拠点である金浦ターミナルに対しても、真鶴のような法廷保護種の棲息環境き損と漢江河口生態系に対する否定的影響を減らさなければなければならないと明らかにした。また金浦閘門運営にともなう海水の漢江流出でチャンハン湿地と近隣干潟棲息動物の保全対策を準備するように注文した。この他にも環境部は△京仁運河工事区間の大気汚染と騒音低減対策△主要設備と船舶から排出される汚廃水処理方案△主要区間別土壌汚染可否調査の拡大などを要求した。

ホン・ヒドク議員は「環境部が提出した意見はこれから進行される環境影響評価に必ず反映されなければならない」として「特に仁川ターミナル計画を再検討するまではすべての工事を中断し、京仁運河妥当性に対して国会と社会的検証手続きを履行しなければならない」と強調した。

一方、環境部の今回の事前環境性検討作業も拙速になされたという批判が出ている。環境部は去る3月27日、韓国水資源公社から京仁運河事業計画を譲り受け、31日ぶりの去る4月28日に検討作業を終えた。この過程で外部専門家の意見収斂は最終意見を出す1週間前に諮問委員会会議を一度開いたのみ。 ファン・チュンファ,キム・ジョンス記者sflower@hani.co.kr

原文: 訳J.S