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[旅客船沈没 大惨事]大統領府ホームページ 批判文の嵐…‘広場’になった掲示板

登録:2014-04-28 20:43 修正:2014-04-29 06:20
‘あなたが大統領であってはならない理由’
昨日一日で45万回 照会
ネチズンが集中し一時 接続不能に
文を転送し上げた人が削除要請
原作者は映画監督パク・ソンミ氏
大統領府ホームページ自由掲示板 キャプチャー

 大統領府ホームページの掲示板に‘朴槿恵(パク・クネ)大統領がセウォル号事故収拾に対して無責任だ。 責任を負おうとしない大統領は必要ない’という文が載るや、普段より2~3倍多いネチズンが集まって、一時ホームページは接続不能になったり待機時間が発生した。

 この文と共に大統領府掲示板にセウォル号沈没事故対応過程で公務員たちばかりを叱責して自らの責任を回避している朴大統領に対する批判文が1000件余り上がるや、ネチズンたちは「大統領府の掲示板が‘広場’になった」と評した。

 チョン・某氏が去る27日午前9時30分頃、大統領府ホームページの自由掲示板に上げた‘あなたが大統領であってはならない理由’という文は、作成されてから一日経過した28日午前9時30分頃に照会数が45万回を超えた。この文は "大統領という席が難しい理由は責任が重いため" とし "責任を負おうとしない大統領は必要ない" と強調した。

 文は先ず "大統領は自分がしなければならないことが何かも分かっていない" と指摘した。 続けて "人を救うのにお金が問題なのかと言うが、実際その行動者になれば判断が変わる" として "リーダーならば下の人々が費用のために迷うかもしれないということぐらいは分からなければならない。 もしリーダーが、お前は死ぬ覚悟でやれ、やり遂げられなければ厳罰に処すと脅迫ばかりして、費用にも責任を負わず、うまくいかなければ、自身の責任を避けようとするならば、一体誰が仕事ができるだろうか" と指摘した。

 更に続けて "指示がなくてもてきぱき動いたのは、救助活動を止めて儀式に最善を尽くした人々、いちはやく不利な情報をデマとして統制できた人々、船長と企業にすべての責任を転嫁する方向で世論操作をした人々" とし、"それがこれらの人々の普段のマニュアルだったため" と皮肉りもした。

 この文は一日経過したこの日午前までに45万回以上の照会数を記録し、同感を表示する数百個のコメントがついた。 この文が知られると、主要ポータルサイトのリアルタイム検索語順位で‘大統領府’が1位を占め、大統領府ホームページは普段より2~3倍多くのネチズンたちが集まって、一時接続不能にまでなった。 大統領府の掲示板には、チョン氏が文を載せた後、朴大統領と政府を批判する文が1000件余り上がってきた。 大統領府のホームページに文を載せたりコメントを書くには、公認証明書やアイピン(i-PIN, Internet Personal Identification Number)を通じて実名認証するなど、個人情報を提供する手順を踏まなければならない。

 ノ・ジンチョル慶北(キョンブク)大教授(社会学)は 「セウォル号事故の収拾過程で朴大統領の責任ある行動を期待している状況で、大統領府掲示板に関連文が載ってきて関心を集めたようだ」と説明した。

 この日午前11時頃、この文が削除されると大統領府側が強制的に削除したのではないかという疑いが提起されもした。 この文を載せたチョン氏はこの日午前「私が書いたものではなく、フェイスブックからコピーしてきたものだった。これほど反応が大きくなるとは思わなかった。 波乱を起こしたことについて申し訳ない。 運営者の方は文を削除してほしい」という趣旨の文を再び上げたとミン・ギョンウク大統領府報道官が伝えた。 大統領府関係者は「自由掲示板の運営政策上、本人が作成した文は本人が削除でき、削除を望めば実名認証を経た後に直接削除すれば良いという内容を該当ネチズンに電子メールで通知した」と話した。 ミン スポークスマンは「該当の文を掲示したネチズンが自ら文を削除したと見られる」と話した。

 この文の原作者は映画監督パク・ソンミ氏で、パク氏は去る25日未明、自身のフェイスブックに文を載せた。 パク監督はこの日自身のツイッターを通じて「‘こんな大統領は必要ない’を書いた者です。 私の文を大統領府に転送して上げた方が本人の文ではないので負担に感じるとし、掲示板運営者に削除を要請しました。 掲示板が開かれれば私が再び上げます」と明らかにした。 ウム・ソンウォン記者 esw@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/634897.html 韓国語原文入力:2014/04/28 20:05
訳J.S(1980字)

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