北朝鮮の無人偵察機が大統領府上空から撮影した写真が公開された。だが、衛星写真情報サービスである‘グーグル アース’が同じところから撮影した写真の方がより鮮明な上に、インターネットで誰でも見られることが明らかになった。
<朝鮮日報>は3日付新聞で「北朝鮮の無人機が撮影した一部映像を単独入手した」として、大統領府上空から撮影した写真を1面に大きく載せた。 <朝鮮日報>は "北朝鮮の無人偵察機が大統領府と景福宮(キョンボックン)上空、高度約1kmを飛行して撮影したもの" と説明した。
しかし世界的な検索サイトであるグーグル(www.google.com)が運営する衛星写真情報サービス‘グーグル アース’(earth.google.com)は、大統領府と国家情報院、国軍機務司令部など国内の主な保安施設の衛星写真をすでに撮影し、インターネットを通じて無制限に公開していることが明らかになった。
3日<ハンギョレ>が検索した結果、‘グーグル アース’には北朝鮮の無人機が撮影したという大統領府境内写真よりさらに鮮明な写真がすでに全世界を対象に提供されていることが明らかになった。
グーグル アースは去る2005年から誰でも接続してプログラムさえダウンロードすれば、全世界の主要都市の衛星写真を見ることができるサービスを提供している。 検索の窓に世界の主要都市名を入力すれば、該当都市の衛星撮影写真が現れ、地図を拡大・縮小することもできる。
このために我が国をはじめとする各国は‘グーグル アース’がサービスを提供した2005年8月から対策準備に腐心しているが、まだ適当な対策が見つかっていないと言う。
キム・ドンフン記者 cano@hani.co.kr