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電気料金制を変えただけで‘年間1億ウォン’節約

登録:2014-03-26 13:21 修正:2014-03-26 16:46
ソウル市、KTと協約後 コンサルティングのおかげ
LED照明設置・累進制活用法など
大団地 アパートに節約方法を伝授
市 "65ヶ団地で料金18%節減 効果

 韓電に電話一本するだけで1億ウォンの電気料金を節約できる? 私たちの家族が暮らすアパート(団地)が韓国電力と結んでいる電気料金制がどうなっているかを確認し、これを調整して1億ウォン以上節約した事例がある。

 ソウル江東区(カンドング)にあるKアパートは、実際に料金制度を変えることにより年間1億1000万ウォン程度の電気料金を節約することができたとソウル市は24日伝えた。 これはソウル市がKTと業務協約を結んで‘共同住宅エネルギー コンサルティング’事業を実施したおかげだ。 KTは自らが保有するエネルギー コンサルティング ノウハウを提供した。

 Kアパートはこの間‘少なく使えば余計に少なく払い、多く使えば余計に多く払う’累進制を各世帯別電力にのみ適用して、共用電力は決まった契約価格通りにする‘総合契約制’で電気料金を払っていた。 だが、今回のコンサルティングの結果、世帯電力と共用電力に全て累進制を適用する‘単一契約制’に変えれば、年間1億1000万ウォンを節減できると出てきた。 このアパート(5930世帯)は、昨年電気料金として41億4190万ウォンを払った。

 ソウル市関係者は「単一契約制は共用電気を少ししか使わない団地や共用面積に比べて世帯数が多い団地に有利な方式」と説明した。 共用面積が全体の25%以下であり500世帯以上の大団地アパートでは単一契約が有利で、その反対なら総合契約が有利だということだ。

 別の事例もある。 アパートの共用部分は産業用電気料金制を適用されるが、この時、電力量計をデジタルに交換し‘ピーク電力料金制’に変える場合、電気料金を半分以上減らすことができる。 ソウル龍山区(ヨンサング)のKアパートはこの方式で毎年1930万ウォンずつ賦課されていた基本料金を1000万ウォンに減らせるようになった。

 また、ソウル永登浦区(ヨンドンポク)のDアパートは、深夜時間帯に変圧器一台を休ませる方式で年間866万4000ウォンの電気料金を節約ができたし、ソウル江西区(カンソグ)内鉢山洞(ネバルサンドン)の雨装山(ウジャンサン)ヒールステートアパートは常に点灯していた地下駐車場の照明を自動点滅LEDに変えただけで59%の料金を削減することになった。 駐車場の照明をLEDに変えれば90%以上の節電効果がある。

 ソウル市とKTは今回市内のアパート65団地10万5058世帯を対象にコンサルティングを実施し、電気料金を平均18%節減することができたと明らかにした。 コンサルティングは昨年11月から今年2月まで、築10年以上で1000世帯以上の大団地を対象に行われた。 ソウル市緑色エネルギー課関係者は 「今回のコンサルティングで確保したアパート エネルギー使用現況と改善点などを集めて‘アパート エネルギー節約マニュアル’を作り、コンサルティング対象も拡大して行く計画」と話した。 パク・キヨン記者 xeno@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/629701.html 韓国語原文入力:2014/03/24 22:08
訳J.S(1425字)

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