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キム・ファンシク 「4大河川事業は適切な事業」 擁護

登録:2014-03-16 21:56 修正:2014-09-05 15:55
出馬記者会見 "気候変化に対応・経済活性化に必要"
民主党 "4大河川事業に無限責任がある人" 批判
6・4地方選挙ソウル市長選(セヌリ党内競選)への出馬を宣言したキム・ファンシク元総理(左)が16日午後、同じ党の所属であるイ・ヘフン ソウル市長予備候補のソウル汝矣島(ヨイド)の選挙事務室を訪問して握手している。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

 セヌリ党ソウル市長候補競選で "逆転さよならヒット" を公言したキム・ファンシク(写真)前総理が、言論に‘三日連続出張’と言いながら競選に向けたウォーミングアップを終えた。 ‘李明博政府での最長寿総理’というレッテルと、親朴槿恵(パク・クネ)系支援説などを巡って野党はもちろん同じセヌリ党候補らの批判と牽制も本格化し始めた。

 キム元総理は16日午後2時、ソウル汝矣島(ヨイド)のセヌリ党舎でソウル市長選挙出馬記者会見を行って「自殺率などソウルの苦痛指数は全国最高だ。 経済活力も低下している。 ソウル市民に希望をお返ししたい」と出馬の抱負を明らかにした。 それと共に△和合のソウル市長△問題解決の市長△未来開拓市長になると語った。 14日に帰国第一声で 「(出発は遅れたが)野球で言えば逆転さよならヒットを打てる」として自信を誇示したキム元総理は、15日にセヌリ党入党と同時に公認を申し込んだ。

 キム元総理は自身の総理在任時期に進行された4大河川事業が、地方選挙を控えて争点化することを意識したように積極的に防御に出た。 彼は出馬会見の後、記者たちとの一問一答で「事業施行過程に談合と一部欠陥工事があったが、4大河川事業自体は気候変化に対応して経済活性化のために必要であり適切な事業だった」と擁護した。 次期大統領選挙への挑戦を問う質問には「ソウル市政発展のために専念するという言葉で代える」として、即答を避けた。

 パク・ウォンスン ソウル市長側は直ちにキム元総理の出馬会見文に対する反論資料を出した。 キ・ドンミン ソウル市政務副市長は「李明博政府時期に自殺率が上がり続けたが、ソウルの自殺率は2013年に入り6年ぶりに減少傾向に転じた。 去る10年間、ソウル市政を運営したセヌリ党が先に反省しなければならない」と述べた。 それと共に 「‘4大河川代読総理’と指摘されたキム元総理は5年間に21兆ウォンの莫大な血税が投入された4大河川事業にただの一度でも問題を提起した事実があるか」と攻撃した。 民主党ハン・ジョンエ スポークスマンも「キム元総理は4大河川事業に無限責任がある人」と批判した。

 党内競争者の牽制も強まった。 世論調査で優位を示しているチョン・モンジュン議員は前日「野球で言えば、先取点を取った側がたいてい勝つ。 年齢が年齢なのであまり無理なことをしないで欲しい」として、自身より3才上のキム元総理に対し自信を見せた。 イ・ヘフン前最高委員も「誰かが(後から)押すという、水準の低いプレーをしないで欲しい」として、いわゆる‘親朴系支援説’の遮断に出た。

 キム元総理は一歩遅れて出馬宣言をしたためか、具体的な公約提示よりはひとまず‘雰囲気盛り上げ’に注力する姿だ。 キム元総理は出馬会見場に韓国で事業を営む外国人と外信記者を同行して現れ‘グローバル ソウル市長’のイメージを強調した。 出馬会見に通訳まで動員されて、セヌリ党側の人々の間からも 「このような出馬会見は初めて見る」という反応が出ていた。

キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/628476.html 韓国語原文入力:2014/03/16 20:51
訳J.S(1605字)

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