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[単独]‘400億ウォン食い逃げ会長’海外カジノでVIP賭博

登録:2014-03-05 21:25 修正:2014-03-06 07:12
テジュグループ ホ・ジェホ前会長 ニュージーランドで撮影さる
400億ウォン台 税金・罰金納めずに
2010年 執行猶予宣告の翌日 出国
検察・国税庁、最近徴収チーム構成
検察 "永住権があり拘引できず"
"韓国国籍維持しているため措置可能" 指摘
先月22日夜、ニュージーランド オークランド市内にあるSカジノ8階のVIPルームで白い帽子をかぶったホ・ジェホ(72)前テジュグループ会長がゲームをしている。 動画ニュージーランド海外同胞提供

 先月22日夜9時50分頃、ニュージーランド オークランド市内にあるSカジノでホ・ジェホ(72・写真)前テジュグループ会長が賭博をしていた。 白い帽子をかぶって白の上衣を着たホ前会長は、8階のVIPルームで一人で女性ディーラーと向かい合ってテーブル ゲームをしていた。 彼の家から歩いて7分ほどの距離にあるこのカジノの1・3・8階は一般人が出入りできない。 VIP顧客には食事からホテル宿泊まで無料で提供される。 ニュージーランド海外同胞は 「少数のVIPがゲームをする金は、一般人の想像を超越する金額」と話した。

 5日<ハンギョレ>が入手した動画を見れば、ホ前会長がこのカジノでカジノ ゲームをする姿が鮮明に捉えられていた。 彼は400億ウォンを超える罰金と税金を納めずに外国に逃避して豪華な生活をしているという噂が絶えなかった。

 ホ前会長は罰金254億ウォンを納めておらず、検察が手配しているし、国税136億ウォンと地方税24億ウォンも滞納した状態だ。 金融圏からの借金も233億ウォンある。 彼はニュージーランドでしばしばカジノ場を訪ねる姿が海外同胞により見られていたという。 ある海外同胞は「ホ前会長が巨額の罰金と税金は納めずにカジノ場に行き来しており、同じ同胞として恥ずかしい」と話した。

 ホ前会長はテジュ建設を親会社とし、一時は製紙・造船・保険など系列会社30社余りを率いたテジュグループの会長だった。 2008年末基準の年間売上が2兆2000億ウォンに達していたテジュグループは、2010年にテジュ建設が不渡りを出し事実上解体された状態だ。

 ホ前会長側はカジノ賭博の事実を否認した。 ホ前会長の側近要人は「ホ前会長は海釣りが好きだ。 それで一回に200万ウォン程度かかるヨット出釣には行ったことがある。 しかしカジノ賭博はしない」と話した。 前テジュグループ関係者は「何が豪華生活か? その目で見たのか?」と話した。

 2007年11月、光州(クァンジュ)地検はホ前会長が508億ウォン余の脱税を指示し、100億ウォン余を横領した容疑(特定犯罪加重処罰法の租税脱漏、特定経済犯罪加重処罰法の横領)で不拘束起訴し、出国禁止措置を解いた。翌年9月、懲役刑と罰金2550億ウォンを求刑し異例の宣告猶予を要請した。

 光州地方裁判所は約3ヶ月後、ホ会長に懲役3年に執行猶予5年、罰金508億ウォンを宣告し、1年余り後に光州高裁刑事1部は懲役2年6月に執行猶予4年を宣告し罰金254億ウォンに削減した。 ホ前会長は控訴審判決が下された翌日の2010年1月22日、ニュージーランドに出国し二ヶ月後にニュージーランド永住権を取得した。

 光州地検は2012年初めに罰金手配とインターポール手配を行い、最近‘手をこまねいているのではないか’という批判が出るや、国税庁などと共に徴収特別チームを設けた。 イ・ドゥシク光州地検次長検事は「ホ前会長が永住権を取得しているので強制拘留はできない状況」と話した。

 だが、現地事情に明るいニュージーランド海外同胞は「ホ前会長は永住権を取得したが国籍は韓国でないか。 検察がニュージーランド政府にホ前会長が執行猶予中で罰金を未納している点などを通知すればビザが取消されると知っている」と話した。

光州/チョン・デハ記者 daeha@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/626965.html 韓国語原文入力:2014/03/05 20:47
訳J.S(1745字)