原文入力:2009-05-15午前02:00:47
ソウル中央・南部地方裁判所 判事会相次ぎ開かれ
“ろうそくデモ者 保釈自制要求など裁判権干渉”
“謝罪・警告措置では司法府信頼回復に不十分”
ノ・ヒョンウン記者,イ・ジョングン記者
←顔を隠したシン最高裁判事 シン・ヨンチョル最高裁判事が14日午前、江南区,大峙洞の自宅から車に乗って大法院に出勤している間、取材陣を見て顔を隠している。 連合ニュース
シン・ヨンチョル最高裁判事の辞退拒否に対する判事らの反発が頂点に向かって駆け上がっている。特に14日ソウル中央地裁で開かれた単独判事会議で「シン最高裁判事が最高裁判事職務を遂行するのに不適切だ」という意見が多数と現れた点は事態推移に大きな影響を及ぼすものと見られる。
この日、ソウル中央地裁単独判事会議ではシン最高裁判事の行為が裁量権を越えた裁判権侵害ということに殆ど大部分の参席者が同意し、再発防止のための制度改善策を用意することを決議した。
←ソウル南部地裁単独判事たちがシン・ヨンチョル最高裁判事の ‘ロウソクのあかり裁判’ 介入波紋に対する対応策を議論することにした14日午後、この裁判所勤務者たちが陽川区新亭洞にある庁舎に入っている。判事会議は非公開で開かれた。 イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr
何よりもこれらがシン最高裁判事の資格に対して不適切だという多数意見を出したことは事実上、彼の勇退を促したものと分析される。ある単独判事会の参席者は「無視できない少数意見もあったが多数意見を発表した意味をよく見て欲しい」としてこのような気流を伝えた。シン最高裁判事が最高法院裁判官としての職務を遂行するのに不適切だという意見は他の事項より反対意見が相対的に多く四種類決議事項には入れることができなかったが、会議参席者らはこの部分を強調した。
←ソウル中央地裁判事会議。ソウル中央地裁単独判事たちがシン・ヨンチョル最高裁判事事態を議論するために14日午後開かれた判事会議に参加するためにソウル,瑞草洞中央地裁大会議室に入っている。 イ・ジョンア記者leej@hani.co.kr
深夜12時をすぎて行われたこの日の会議途中には、夜11時10分頃キム・ヨンダム法院行政処長とカン・イルウォン法院行政処企画調整室長がソウル中央地方法院長室を訪問するなど緊迫した雰囲気が演出されもした。
先立ってこの日午後、会議を開いたソウル南部地方裁判所単独判事たちも3時間ほど熱を帯びた討論を行った。判事たちは ‘会議結果文’ で「シン最高裁判事様の行為が大法院公職者倫理委員会の発表のように司法行政権行使の一環とか外観上裁判関与と誤認されることができる行為に過ぎないことではなく、裁判官の独立に対する重大で明白な侵害行為として違法だ」ということで認識を共通にしたと明らかにした。判事たちはまた「大法院の措置とシン最高裁判事様の謝罪が今回の事態によって侵害された裁判の独立と失墜した司法府に対する信頼を回復するのに不足と考える」とした。
一線の強硬な雰囲気はシン最高裁判事をますます窮地に追い立てている。15日ソウル北部地方裁判所とソウル東部地方裁判所でも判事会議が開かれ、釜山・蔚山・光州地方裁判所でも少壮判事たちが会議招集の動きを見せるなどシン最高裁判事に対する抗議は全国に広まっていく様子だ。少壮判事たちは会議を通じて共感を形成した後、圧迫強度を徐々に高めていくものと見られる。首都圏裁判所のある判事は「全国裁判官会の招集要求など他の動きがある」としながら「シン最高裁判事が持ちこたえを継続すれば連判状のような高い程度の集団行動も表面化するものと見られる」と話した。過去4回の司法波動でも判事たちの問題提起は連判状回覧,集団辞職願い提出など強力な反発につながった。
裁判所内部通信網には14日にもシン最高裁判事の辞退を促す文が継続して上がってきた。全州地方裁判所井邑支院パク・ジェウ判事は「シン最高裁判事が得ることになったというくびきと烙印は大韓民国の司法府が担わなければならないくびきと烙印」としながら「謝罪ではなく辞退が必要だ」と主張した。ソウル北部地方裁判所ピョン・ミンソン判事は「司法府の信頼回復のためにもシン最高裁判事の辞退問題は判事全てが討論しなければならない」として全国平裁判官会議と全国裁判官会議の開催を要求した。 ノ・ヒョンウン,キム・ミンギョン記者goloke@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/354970.html 訳J.S