原文入力:2009-05-13午後10:13:34
性売買・詐欺など凶悪犯罪にも警告・けん責
ホン・ソクチェ記者
←公職社会 慣行 温情懲戒
政府部署や地方自治体,教育庁などの公共機関が、性売買,強姦,詐欺など犯罪を犯した所属公務員に警告,けん責のような‘温情懲戒’を行う場合が多いことが明らかになった。
13日、市民団体 ‘透明社会のための情報公開センター’ が公開した ‘公務員犯罪事実通知に対する処分結果’ 資料によれば、ソウル市教育庁は2007年凶悪犯罪に該当する準強姦容疑者として、今年は強姦容疑者として検察から各々通報された教師たちに警告措置だけを下した。この資料は情報公開センターが16ヶ広域地方自治体と政府中央部署,教育庁などに情報公開を請求して受けたものだ。
色々な公共機関の中で市・道教育庁の懲戒水準が相対的に最も弱いと分析された。忠南教育庁も昨年、強姦未遂疑惑を受けたある教師に‘停職2ヶ月’の懲戒を下した。この地域のまた別の教師は16回にかけて1億2千万ウォンを横領し私文書偽造まで行った疑惑で捜査を受けたのに、所属学校は‘停職1ヶ月’の懲戒をするのに止まった。大田教育庁は姦通,詐欺・横領を犯したこれらに各々けん責処分をした。全南教育庁は昨年9月、検察から強制醜行疑惑を通報されても該当校長にけん責措置だけを下したし、仁川教育庁は自殺ほう助疑惑を受けた教師に減給3ヶ月の懲戒を下した。
これに対してソウル市教育庁関係者は「当事者の平素の品行,捜査内容検討結果などにより処分内容が変わる」として「当時、検察通知を受けた教師たちが公訴権なしの処分を受け軽懲戒側に決定された」と話した。
広域地方自治体も‘身内庇護'式の懲戒を行った。仁川市は今年、麻薬類管理に関する法律に違反した公務員と、2007年虚偽公文書作成および偽証教唆疑惑を受けた公務員に各々けん責措置をしたことが分かった。京畿道はセクハラ2件に対してけん責処理、大邱市と大田市は業務上横領容疑者に同じようにけん責で終えた。済州道も強制醜行をした公務員に注意を、3件の売春と9件の業務上背任行為をしたこれらをすべて訓戒で処理した。
政府部署内で気象庁は業者から金融便宜を受けた職員と、無登録業者に工事を発注した職員に ‘業務怠慢および品位損傷’ という理由を挙げて警告するに止まった。気象庁は昨年9件の職務遺棄に対しても1件は警告を、4件は注意措置をして、残り4件は全く懲戒をしなかった。気象庁関係者は「懲戒委員会で当事者弁明と警察捜査内容を綿密に検討して出した結果で、‘庇護’とは考えない」と話した。文化体育観光部は職務遺棄5件に対して口頭警告を、2件は懲戒をしなかったし、昨年末タクシー運転手と争ったある事務官には注意措置をした。
チョン・ジンハン‘透明社会のための情報公開センター’事務局長は「社会的に物議をかもした公務員たちにも‘職員士気’等を理由に軽い懲戒をする慣行が相変わらずだ」として「公共機関が厳格な懲戒規定を作り適用しなければならない」と話した。
ホン・ソクチェ記者forchis@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/354763.html 訳J.S